
原作旭まあさ先生、漫画絢原慕々先生の作品・漫画「鉄壁の乙女」はピッコマで絶賛配信中です。
「鉄壁の乙女」68話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
前世でも知らなかったノアの双子の兄について…。
鉄壁の乙女68話の注目ポイント&展開予想
首都から領地に戻ってきたミリアーナは都で失敗して謹慎を受けるからもう来られないと領民に説明して回っていました。
誤解がすっかり解けている領民達の耳にもミリアーナの失敗内容が届いていましたが、ミリアーナの人柄を知った今、非難するどころか案じてくれています。
ミリアーナが再び来てくれるのを待っていると別れを惜しんでくれる言葉は何気ないですが、前世で人と関わらなかったミリアーナには考えられない言葉でした。
うれしさを噛みしめて涙を浮かべているミリアーナを心配するノアが現れ…。
鉄壁の乙女68話のネタバレ
ノアの気遣いは前世から
心配してくれるノアにうれし泣きだと涙を拭いながら答えます。
ミリアーナが任期より早く村を引き上げる話をノアも聞き及んでいたため、その話題に触れました。
初めは早く出て行ってほしいと思っていたのに名残惜しさゆえに都で悪く言われてることを案じます。
心配してくれるノアに前世でもノアはミリアーナを気遣ってくれたと思い出しました。
オーウェンを亡くしたばかりだったミリアーナをノアは励まし、そのおかげで前世のミリアーナは少しずつ前を向けるようになりました。
ノアはまたこうしてミリアーナを励ましてくれます。
ノアの思う優しい人
自分には当てはまらない、優しいと評するミリアーナの顔を不可解そうに見るノア。
苦虫を噛み潰したような顔で視線を落とすノアの思う優しい人は自分とは真逆の人間、兄みたいな人だと答えました。
ノアに兄がいることを初めて知りました。
正確には『いた』が正しいです。
ずっと前にノアの兄は亡くなっています。
伺いを立てるように亡くなったノアの兄について聞きました。
兄と言ってもほとんど会っておらず、思い出という思い出もなく、ただとても優しく、よく笑う人でした。
体が弱くて長生きできないとも言われていたようで…。
兄の来訪
13歳のとき、親に捨てられて1人で暮らすノアの元に兄が訪ねて来ました。
会えてうれしいとノアに抱きつき、会いに来るのが遅くなった謝罪をしてきた兄は今までノアのことを知りませんでした。
引退する爺やがこっそり兄に教え、兄はノアとこうして会うことが叶ったのです。
食卓で家族と向かい合ったのは初めてでした。
兄、アゲートは朝の陽のようで、ノアを照らす初めての光。
一族から存在を抹消されているノアは、アゲートの方が訪ねてくれるのを待つしかありません。
訪ねてくる頻度は数ヵ月に1度、それも次第に間隔が空いていきました。
雨が降りしきる中、訪ねてきたアゲートは大切な双子の弟の証として用意したお揃いのブレスレットを渡されます。
15歳の誕生日を祝う言葉を互いに言い、そしてアゲートは15歳で亡くなりました。
鉄壁の乙女68話の感想&次回69話の考察予想
ノア登場から散々匂わせてきた『アゲート』の正体は双子の兄と判明!
鏡に向かって話しかけていたのはナルシストとかではなく、自分の容姿とアゲートを重ね合わせて語りかけていました。
そうするほどにノアの心を大きく占めていたアゲートはすでに故人。
体が弱かった、長く生きられないと言われていたアゲートと、前世ノアがミリアーナに自身について話していた内容と合致します。
前世のノアはアゲートの病弱な部分を自身のことと偽って過ごしていたのではないでしょうか。
今世のノアはどこをどう見ても健康体です。
ノアが前世で亡くなった理由は持病の悪化ではなく、他者によって亡き者にされた可能性が非常に高いです。
68話まとめ
今回は漫画『鉄壁の乙女』68話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
68話の内容をサクっとまとめると
- ミリアーナが任期より早く村を引き上げる話をノアも聞き及んでいました。
- ノアが思う優しい人は自分とは真逆の兄のような人です。
- ノアに兄がいることを初めて知ったミリアーナ。
- 優しく、よく笑う人だったノアの兄は体が弱くて長生きできないと言われていました。
- 13歳のとき、引退する爺やからノアの存在を教えられた兄アゲートはノアに会いに行きました。
- 15歳の誕生日プレゼントに双子の証としてお揃いのブレスレットをノアに渡してきたアゲートは15歳で亡くなります。