
原作JAEUNHYANG先生、漫画syunnyun先生の作品・漫画「黒幕を捨てるのに失敗しました」はピッコマで絶賛配信中です。
「黒幕を捨てるのに失敗しました」89話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
意識を完全に皇帝に奪われた操り人形同然になってしまったバレッタ。
黒幕を捨てるのに失敗しました89話の注目ポイント&展開予想
バレッタが自身の意識を保っていられたのは皇帝の野望を聞かされるまででした。
その後、皇帝に意識を奪われたバレッタは操り人形のように皇帝の意のまま動き出すのを見届けてから、皇帝は部屋を退出。
皇帝に奪われたバレッタの意識が戻れたのはスノータのおかげでした。
そしてバレッタの部屋に飲酒に溺れたラグリスが訪ねてきます。
黒幕を捨てるのに失敗しました89話のネタバレ
得られた情報
皇帝との対話とは言えない対話がその後続きました。
屈従と順応を支払って得た情報は大きく4つ。
1つ目、バレッタの錬金術教育課程全てに皇帝が介入。
2つ目、皇帝は錬金術師から抜いた血を利用して錬金術を使用。
3つ目、ロストは皇帝の意図によるものでしたがレシール現象の原因は不明。
4つ目、バレッタは皇帝のために不◯の薬を作ること。
奪われたバレッタの意識
バレッタの意識を完全に奪ったものの経過が芳しくありません。
しかし皇帝の言葉通り従うので許容範囲と判断して退出していきました。
部屋に隠れていたスノータはバレッタの右手に刻まれた錬金陣に反応し、威嚇すると噛みつきました。
操られていたバレッタの正気はそこで戻ってきます。
皇帝に屈し、思考すること自体が大罪のように感じられる悍ましい感覚全てが錬金陣のせい。
急に正気に戻れた理由として考えられるのはスノータです。
思い出すのはレインハルトと交わしたスノータの生態について。
霊獣であるスノータは悪魔を追い払う守護者。
運良くスノータがロストから助かったのではなく、ロストは厳密に言うと黒魔法の1種なのでスノータにはそれらに抵抗しうる能力が備わっています。
正気に戻ったバレッタの部屋を訪れるラグリス
正気が戻ったとは言え、エリーゼに会ったことをすでに皇帝が知っている以上簡単に会えません。
バレッタは皇帝にすぐ操縦されてしまう状況です。
最悪なのは皇帝がエリーゼから◯を奪い、不◯の怪物にしようとしていること。
皇帝は強く望んでいたエリーゼとラグリスを永遠に我が物にする計画が成功すれば、ラグリスは皇帝から一生離れられません。
酒臭い匂いで思考をやめて侵入者、ラグリスを見ると酒に溺れたままエリーゼの行方を再び聞いてきました。
ラグリスに脅された瞬間から、エリーゼの居場所はバレッタの命綱に変わったので教える気はありません。
自嘲気味に語り始めたラグリスの口から出てきたデシリアンの名に怪訝に思っていると、亡くなったと思っていた子供だったと告げました。
ラグリスとエリーゼとの間に生まれた子は利用され続け、皇帝とエリーゼとの間に生まれた子は皇太子の座に就かせたと慟哭します。
ミロードとデシリアンが異父兄弟だったこともラグリスの言葉で初めて知りました。
黒幕を捨てるのに失敗しました89話の感想&次回90話の考察予想
皇帝がしていること、やろうとしていること、全てが悍ましいです。
ラグリスとエリーゼが育んだような愛が皇帝とエリーゼの間には一切ないまま子供を作らされたエリーゼを思うと本当に悲しくなります。
もっと辛いのはなにも知らない子供達です。
ミロードの頭の中お花畑ぶりを見ると両親の愛から自分は生まれたと思っているでしょう。
実際は暴力の果てで無理矢理生まされた子です。
デシリアンに関してはもうなにも言うことはありません。
ラグリスは皇帝と一緒にいすぎて感覚がおかしくなっていることにまず気づけてないことが自分の首を締める結果になってます。
バレッタの話をあの村で聞いて皇室に引き返していればエリーゼの余生を共に過ごせた人生があったかもしれません。
しかしバレッタを捕らえる協力をし、錬金陣がどのようなものか知った上でエリーゼの居場所を教えてくれと望むのはお門違いでしょう。
89話まとめ
今回は漫画『黒幕を捨てるのに失敗しました』89話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
89話の内容をサクっとまとめると
- 屈従と順応を支払ってバレッタが得た皇帝の情報は大きく4つ。
- 皇帝に完全に意識を奪われ操り人形同然だったバレッタを正気に戻してくれたスノータ。
- 霊獣であるスノータは悪魔を追い払う守護者と言われており、黒魔法に抵抗しうる能力を有しています。
- ミロードとデシリアンは異父兄弟。