旦那様、もう一度結婚してください ネタバレ1話～4話【漫画】シュリアの人生は再び！

旦那様、もう一度結婚してください1話～4話の注目ポイント＆展開予想

シュリアの人生が再び始まる

戦場の悪夢カルディの伴侶となったシュリア。
その結婚生活は平穏なものでしたが、幸せは長く続きませんでした。
それでも後悔はなく最期を迎えたはずのシュリア。
しかしシュリアは最大のチャンスを与えられたのです！

旦那様、もう一度結婚してください1話～4話のネタバレ

余命

長くてもあと半年。
それが彼女・シュリアに言い渡された余命でした。
それはわかっていたこと…彼女は素直にその言葉を受け取ったのです。

戦場の悪夢と呼ばれる男、カルディ。
彼と結婚した瞬間からわかっていたこと。
それでも後悔したことはありません…。

ただ今この瞬間にも彼に会いたいだけで。

シュリアの半生

シュリアの幼少時代の大半を占めているものは、父リッテンハイム公爵の軽蔑に満ちた眼差し。
卑しいメイドの血をひいている上に何の役にも立たないと。
母と一緒に〇んでいればよかったのに、と。

そしてメイドたちの冷ややかな嫌味。
仕事を山ほど押し付けられ、立場をわきまえろと放たれ。
公爵の娘だから出来ないなんて発言しないで、と。

広い公爵城にひとり捨てられたシュリアは生きるために必死に慣れるしかありませんでした。
しかし彼女を助けてくれた人が1人だけ。
それは皮肉にも異母兄弟であるエルネンでした。

父亡き後、公爵家を継いだ彼はシュリアを公爵家の一員として認め、メイドたちにもそれぞれの仕事をするように命じたのです。
そうはいっても私生児であることには変わりありません。
メイドたちが囁くように彼に捨てられないため、エルネンの役に立たなければ、とシュリアは考えたのです。

周囲の貴族令嬢たちも噂話をします。
シュリアが私生児を妹と認めたなんて、政略結婚させて売り飛ばすくらいは出来る、卑しい身分でも容姿は淡麗だから。
悔しさでいっぱいのシュリアでしたが、それを聞いて決断しました。

公爵家に捨てられない方法、それは政略結婚であると。
そして彼女は名ばかりの皇子でありオデリータの大公カルディ・エスペランドと縁談することになったのでした。
そして縁談当日。

カルディはため息をついてシュリアに話し始めます。
私はエスペランド皇室が飼っている怪物だと。
彼こそが「戦場の悪夢」なのです。

母方から受け継ぐレイエスの血筋で、稀に発揮される超越的な力。
その力は1人で戦争の勝敗を分けるほどの強大なものでしたが、その代償として主の命を刻一刻と奪っていくのです。
誰もがカルディは30までは生きられないだろうと騒ぎ立てていました。

それでも縁談を進めたいと言うシュリアにカルディはもう一度考えるように伝えます。
その瞬間、シュリアはわかりました。
カルディはシュリアのことを考えてくれていると。

自分は誰かと一緒になる資格がないとカルディ。
しかしシュリアはカルディには言っていない秘密がありました。
それは皇帝陛下に言われたこと。

カルディは帝国に必要な人材。
彼を長く生かしておくためには彼が持っている力を共に負担する伴侶が必要なのです。
シュリアがその役割をしてくれるのならリッテンハイム公爵家に鉄鋼の採掘権をやろうと、それが縁談の条件だったのでした。

「伴侶として力を共に負担する」ということは、カルディがレイエスの力を使うたびに伴侶の命も奪っていくことです。
しかしそれでカルディは与えられた命よりも長く生きられることになります。
「伴侶」のことはカルディにも公爵にも言ってはいけない、それが皇帝との約束。

公爵家は採掘権を手に入れ、皇帝は力を持つカルディの命を手に入れる。
そしてシュリアはこれで捨てられることがなくなります。
それで十分でした。

一方、カルディは妻を迎えることを考えていました。
大切な人は皆失いました。
母は自ら命を絶ち、皇室は彼自身でさえ制御不能な力を利用しようと血眼になっています。

絶対に後悔する、そう言うカルディにシュリアは笑いかけました。
後悔することには慣れている、と。
こうして2人は結婚式を挙げたのでした。

結婚生活

怪物と呼ばれるカルディと私生児であるシュリアの結婚式は質素なものでしたが、その結婚生活は平和だったのです。
共に毎日を過ごし、季節を変えていきます。
自ら愛することを知らなかった2人は何気ない日々を共にしながらお互いの温かみに慣れていったのでした。

そして1年後、カルディはシュリアにスイセンの花畑をプレゼントしました。
スイセンはシュリアの好きな花、その時にシュリアは確信しました。
自分がカルディを愛しているということを。

しかし平穏な日々は長くは続きませんでした。
皇帝は強く賢いカルディの力で手に入れる利益を諦められず、絶えずカルディを戦場に送り続けたのです。
カルディの名声が高まるほどに皇帝はカルディを憎み牽制しました。

それでもカルディが皇帝の命令に従った理由。
それは、シュリアがカルディの弱点になってしまったからです。
カルディは2人の生活のために常に最前線にいる、だからこそシュリアは余命半年であることをカルディには知らせなかったのです。

帰還

しかしカルディは突然帰ってきました。
そしてシュリアに詰め寄ります。
なぜ隠していたのかと、30歳まで生きられないと言われていた自分がなぜ今生きているのか不思議だったと。

カルディはようやく「伴侶」という方法を知ったのです。
なぜ自分のためにシュリアが犠牲になるのか、怪物のような自分を生かしておくためだけに…。
カルディは自分がシュリアを守っていると信じていたのに、まさかシュリアが「伴侶」として命を捧げていたなんて。

カルディはガックリと膝をつきました。
しかしそんなカルディにシュリアは笑いかけます。
あなたを愛していると、あなたが怪物ではないことを知っている、と。

だから残された時間を一緒に過ごしたいと願いました。
カルディは、君のそばを離れられるわけがない、とシュリアを抱きしめたのです。
シュリアはカルディを抱きしめ返し、ありがとうとお礼を伝えたのでした。

しかしシュリアの命は確実に削られていきました。
弱ったシュリアはベッドの中で過ごします。
カルディはそんなシュリアを横で抱き締めるのでした。

シュリアはカルディの伴侶になったことは後悔していないと、だから謝らないでと伝えました。
カルディは、愛する人を幸せにしたことがない、と涙を流します。
結局、シュリアまでこうなってしまったのですから。

でもシュリアは生きてきた30年の中で一番幸せだったのは、カルディと過ごした10年だったと笑いました。
だから笑ってほしいと、残された時間はカルディの笑顔を見ていたいと。
カルディは微笑んでシュリアを抱きしめました。

こうしてシュリアはカルディの腕の中で最期を迎えたのです。
カルディに会いたい。
もう一度会いたいと願いながら…。

人生は再び

しかしシュリアの人生はこれで終わりではなかったのです。
次に目覚めた時、シュリアはリッテンハイム公爵城にいたのでした！
しかもカルディとの結婚前、お互い他人だったあの頃に、です。

カルディと一緒に過ごした10年は消えてしまったということ…愛情も信頼も思い出さえも。
だとしたら今、シュリアがやることは決まっています。
もう一度カルディと会うのです！

そんなシュリアにメイドが声をかけました。
いつまでそうやってダラダラとベッドに入っているつもりなのか、と。
嫌味を言われるのも久しぶりです。

過去のシュリアは言い返すことができませんでした。
しかしシュリアはカルディが話してくれたことを思い出します。
自分をもっと大切にしてほしいと、私の大切な人が自分を卑下するのを見るのが辛いのだ、と。

だからシュリアはもう自分を卑下するようなことはしません。
嫌味を言うメイドを、私を馬鹿にしているのか、とキッと睨みつけたのです。
南部の首長リッテンハイム公爵家でたった1人の公爵令嬢だと。

メイドにクビだと告げて部屋を追い出したシュリア。
姿見の前で自分を確認します。
黄金色に輝く髪、バラ色に染まった頬、体から活気が溢れていました。

なぜ過去に戻ったのかはわかりません。
でもカルディとの未来を変えられるチャンスを与えられたのです。
そこでシュリアは考えました。

カルディと結婚してすぐに体調を崩したわけではありません。
本格的に崩したのは最後の一年です。
最後の年、それはレイエス大討伐があった年でした。

カルディの歯はベロニカ皇后の母国であるレイエス。
自ら命を絶った母の母国を攻撃することになったと思い悩んでいたカルディ。
過去に戻った今、レイエス大討伐までに残された時間は10年です。

その間にカルディと解決策を探さなくてはいけません。
そのためにはまず、カルディと再会すること。
そのためにエルネンを味方につけなければ、とシュリアは動き出したのです。

旦那様、もう一度結婚してください1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

さて、シュリアの人生が再び始まりました！
レイエスの血筋、その力の代償は命。
自分でも制御不能なその力をどうしたらうまくコントロールできるのか？

シュリアはそのために奔走するのでしょう。
解決策をカルディと共に探すために、まずはカルディとの間に信頼と愛情を築き上げなくてはいけません。
ゼロからのスタートとなるシュリアはどう動くでしょうか？

次回からがとても楽しみですね！

1話～4話まとめ

今回は漫画『旦那様、もう一度結婚してください』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

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