ニドメの共犯 ネタバレ59話【マンガMee漫画】今の薫を止める方法は？

ニドメの共犯59話のネタバレ

最期まで執事の顔で

木下は今にも途切れそうな意識の中で、薫と対面していました。

お互いに血だらけの顔で向かい合い、薫の顔の汚れを拭おうと手を差し出します。

しかし、その手は冷たくあしらわれてしまいました。

許されるとは思っていないとこぼしながら、木下がハンカチを拾おうとしゃがむと、幼い日の薫が木下の顔をキレイに拭いてくれます。

汚れたままでは母親に怒られるからと、まだ母からの愛を信じていた頃の薫でした。

母親の言う通りにできない自分が悪いと思っている健気な姿に、当時、薫のために何もしてやれなかったことが悔やまれます。

あの頃の薫に、外の世界を見せてやれたら、誰か一人でも味方がいたら、きっと薫の今も変わっただろうと考えずにはいられません。

そんな後悔を胸に、木下は幼い薫の手を引いて歩き出しました。

現実には、渡辺の腕の中で冷たくなった木下。

痛々しい傷に反して、その顔は至極穏やかです。

最後の最後まで執事としての心意気を全うした木下に、渡辺は涙。

その時、薫が紫妃たちへの憎悪に執念を見せて走り出しました。

渡辺は、木下の行為を無駄にしないためにも、薫を追いかけることに決めて…。

ここから出られたら

屋敷から抜け出すために、走る朔と藤岡。

紫妃は、朔に抱えられながらぐったりとしていました。

藤岡は、今まで知らなかった薫の本性をまだ受け止めきれていません。

藤岡の戸惑いの表情を見て、朔は藤岡にとっては辛い選択になると前置きした上で、薫を警察に突き出すとの決意を口にします。

かつては母親を救ってくれなかった警察を恨んでいた朔ですが、過去を乗り越えつつあるようです。

藤岡は渡辺から教えてもらった屋敷からの脱出ルートを完璧に暗記しており、迷うことなく出口へと向かいます。

「ここを出たら」と未来に思いを馳せる2人の目の前に、無情にも鉄格子が降りて来て…。

“あの”薫が、簡単に逃がしてくれるはずなどなかったのです。

ニドメの共犯の漫画配信状況

ニドメの共犯59話の感想＆次回60話の考察予想

木下を特別に想っていた様子の渡辺さんが、木下の無念を晴らすためにも薫に立ち向かうことを選択。

完全に正気を失った薫を止めるには、物理的に動けないようにするしか方法はなさそうです。

勤務年数が木下よりも長いベテランの渡辺は、建物の構造などにも詳しいようなので、何か良い案があることに期待したいのですが…。

朔と藤岡は気絶している（？）紫妃を抱えての逃走ということで、かなり不利な状況ですね。

屋敷はもとより別荘地のある山奥から抜け出して助けを呼ばなければ、生存は絶望的。

「共犯」として薫に立ち向かうという可能性は無きにしも非ずですが、藤岡が語っていたように紫妃たちには未来を生きて欲しいというのがあるので、どのような決着のつけ方が望ましいかが悩み所です。

個人的には、薫を改心させるのは無理だと思っているので、正当防衛か自滅によって倒すしかないのではと思いますが…。

それだと、薫をここまで追い込んだ篝家の人々が報いを受けていない気がするのでモヤモヤが残ってしまいますよね。

どうにか紫妃・朔・藤岡の3人に生き残って欲しいのですが、犠牲者は避けられないのか、この続きが待ち遠しいです。

59話まとめ

今回は漫画『ニドメの共犯』59話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

59話の内容をサクっとまとめると

≫≫次回「ニドメの共犯」60話はこちら