
原作Hong Chang ju先生、漫画KIM SUYOUNG先生の作品・漫画「回帰して世界を変える大魔法使い」はピッコマで絶賛配信中です。
「回帰して世界を変える大魔法使い」97話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
皇室騎士のマイルンがその職務以外で動けるよう、皇帝と交渉する約束をし謁見の間へと入ったミハイル。皇帝はすでにミハイルについて調査をしていましたが、ミハイルの人間性を見極めるべく言葉を投げかけてきます。
回帰して世界を変える大魔法使い97話の注目ポイント&展開予想
皇帝さえもその人柄を見極めることが難しい勇者、ミハイル。
2人は脅威の認識を共有します。
そしてミハイルは、皇帝の天邪鬼な悪癖を利用して帝国の支援を得ることになりました。
回帰して世界を変える大魔法使い97話のネタバレ
脅威の認識を共有する勇者と皇帝
皇帝は自分なりに人を見極める基準を持っていました。
しかし、ミハイルはその基準をもってしても人間性が読めません。
勇者と皇帝は、駆け引きをしながら脅威の認識を共有します。
具体的な脅威には、大悪魔だけでなく邪神も含まれていました。
首都にいた大悪魔の事件は、皇帝も耳に入れています。
それらの状況や予測がある上で、勇者が何を求めているのか皇帝は気になりました。
皇帝は天邪鬼
ミハイルが首都の大司教に皇帝の弱点を聞いたとき、大司教は「天邪鬼」と答えました。
どうも癖のように出てくる気質のようです。
なので皇帝に何を望むか聞かれたとき、ミハイルは何もないと答えました。
その返事は見事に皇帝の天邪鬼気質を刺激します。
何も望まないと言うミハイルに対し、皇帝は対悪魔用の騎士団設立や領主への御触れをすることにしました。
更には皇帝の支援を証明する装飾具を投げ渡し、何かあれば頼るように言いつけます。
柱の裏にいる者
話の終わりにミハイルは、皇室騎士マイルンの話をしました。
ミハイルの提案は受け入れられ、マイルンは皇室騎士の職務以外のところで動けるようになります。
これで話は終わりということで、ミハイルは下がる許可を得ました。
辞儀をしてミハイルが謁見の間を出る途中、ふと足を止めて振り返ります。
次は柱の裏にいる者とも話がしたいと笑いました。
皇帝も笑いを零し、許可をします。
回帰して世界を変える大魔法使い97話の感想&次回98話の考察予想
皇帝との駆け引き謁見回でした。
皇帝も大悪魔の事件については把握していたようです。
勇者の存在や言葉を拒絶することなく、対策や被害について冷静に考えていました。
首都にいる大悪魔が討伐されるまで、勇者や悪魔の存在は御伽話のように考えられていました。
その御伽話の存在が討伐されても、本当に大悪魔が存在していると理解できる人は少ないでしょう。
実際にその脅威を目にしないと実感が湧かず、拒絶する人間は多くいます。
それこそ裏ギルド「ダリア」のミーアも、ミハイルの活躍を受け入れられずにいました。
理由は、あまりにも現実味が無いからです。
それほど大悪魔は、人々にとって遠いところに存在していました。
しかし皇帝は大悪魔討伐の状況を把握し、その御伽話のような存在を信じました。
これはとてもすごいことだと思います。
そしてミハイルは、教国だけでなく帝国の最高権力者の支援も得ることとなりました。
権威を後ろ盾にしまし、御伽話のような存在がいよいよ現実味を増しました。
なんだか、いよいよ戻れないところまで来たのだと実感します。
次回、キャリヴォス家のマイルンがどう動くのか見ていく回になるかもしれません。
97話まとめ
今回は漫画『回帰して世界を変える大魔法使い』97話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
97話の内容をサクっとまとめると
- 勇者と皇帝は脅威の存在を共通の認識としました。
- ミハイルは皇帝の天邪鬼な悪癖を利用し、支援とその証を手に入れます。
- 勇者と皇帝の謁見を、柱の裏で聞く者がいました。