原作eclair先生、漫画LM先生の作品・漫画「脇役悪党家の最強な公女様」はピッコマで絶賛配信中です。
「脇役悪党家の最強な公女様」35話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
~アクレアの少年王だったヴィルヘルム。彼の過去をストーリーとして見たレオノラは、彼が苦しみながら生きてきたことに同情します。そんな彼から古代兵器として使われる前に始末するように頼まれますが…~
脇役悪党家の最強な公女様35話の注目ポイント&展開予想
アクレア王国の王であり、古代兵器だと明かすヴィルヘルム。
レオノラは彼の過去のストーリーが頭の中に流れてきたために、その全てを知ります。
彼の苦しみを理解し同情するレオノラに、ヴィルヘルムは兵器として発動する前に始末してほしいと頼んだのです。
嫌だと拒否するレオノラの前に、ブリネン侯爵が事態を察して駆けつけてきます。
果たしてレオノラの計画はどうなってしまうのでしょうか。
脇役悪党家の最強な公女様35話のネタバレ
ヴィルヘルムのストーリーを知ったレオノラ
ヴィルヘルムは自身がアクレアの王であり、レオノラが探している古代兵器だと言うのでした。
その途端、レオノラの頭の中にまるで本の内容が染み込むように、アクイラの少年王のストーリーが流れ込んできたのです。
頭痛と眩暈を感じながら、レオノラはヴィルヘルムの過去を知ります。
ヴィルヘルムはアクレアの中でも千年に一度の大魔法使いの資質を持った天才でした。
彼は父親であったアクレア王により、兵器に改造されたのです。
そして、戦争に負け、王位をヴィルヘルムに押し付け自らは助かろうとしたアクレア王は、帝国軍に捕まってしまった際、その機密を漏らしたのでした。
その戦争時総司令官だった初代ブリネン侯爵の命令により、ヴィルヘルムは母国を丸ごと沈ませます。
それからずっと苦痛な魔法石の抽出に、戦争により繰り返される何百回もの死を体験しつつも、ヴィルヘルムは生きなければなりませんでした。
自身のマナが全て尽きる日まで…。
レオノラに自分の始末を頼むヴィルヘルム
レオノラは今目の前で平然と立っているヴィルヘルムに同情を抱えます。
これだけ利用されてきた彼が大丈夫なはずがないのです。
正体を知っていることをブリネン侯爵が知れば、きっと兵器としての自分を発動させるはずだからと言い、レオノラに発動する前に命を奪うように頼みました。
レオノラは嫌だと呟きます。
そしてその時、ブリネン侯爵が執務室へ駆けつけたのでした。
ブリネン侯爵に操られるヴィルヘルム
思っていたよりも早めの登場に、兵器をただ手に入れるだけでは解決しない状況に、レオノラは計画を変更します。
ブリネン侯爵の意識が自分に集中しているうちに、どうにか救済院の子どもたちだけでも先に脱出させようと笛を吹いたのです。
一気に外へと飛び出す子どもたちの先頭にベルッチがいることに気付いたブリネン侯爵は、これもレオノラの仕業かと怒りの声をあげます。
レオノラは冷静にもうすぐ全世界にブリネン侯爵がやったことが知れ渡ると告げました。
しかし、ブリネン侯爵は救済院はグレゴル皇帝も後援している事業だと、すでに皇帝も救済院の正体を知っていることを仄めかすのです。
そして、懐から原作で描写されていた古代兵器の形をしたアーティファクトを取り出すと、ヴィルヘルムに命令します。
命令を受けたヴィルヘルムは苦しみながらも、レオノラに先程の頼みを口にして…。
脇役悪党家の最強な公女様35話の感想&次回36話の考察予想
古代兵器として改造されてしまったヴィルヘルムは、長い間利用されて生き続けていたのですね。
人としての感情が欠落しているような節があったのは、そういった扱いを長年受け続けていたからだったようです。
とても悲しい残酷な事実でした。
レオノラはヴィルヘルムをどうするのでしょうか。
古代兵器が発動してしまえば、きっとレオノラにはどうすることもできないと思うのですが…。
笛を吹いていたので、もしかしたらガスパル(ルーカスかも)が助けに来てくれるかもしれませんね。
(ガスパルには気付かれないように笛を吹くと言ってはいたのですがね…)
35話まとめ
今回は漫画『脇役悪党家の最強な公女様』35話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
35話の内容をサクっとまとめると
- ヴィルヘルムの過去のストーリーを見たレオノラは彼に同情した
- ヴィルヘルムはブリネン侯爵が自分を発動させる前に始末してほしいとレオノラに頼んだ
- レオノラは計画を変更して、子どもたちを先に逃がすことにした
- ブリネン侯爵はレオノラを消そうと、アーティファクトでヴィルヘルムを操ろうとする