原作SWAN先生、漫画ユンへ先生の作品・漫画「アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜」はピッコマで絶賛配信中です。
「アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜」54話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
真っ暗な生地屋の中に一人腰掛けていたのは…?
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アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜54話の注目ポイント&展開予想
自分のために不利な取引をしたイアンの契約内容を覆す!
アイリスはマッカートニー公爵に、イアンとの契約内容の一部修正を申し出ていました。
契約後、しかも実際にソリア試験に合格してしまった後のため、契約取り消しは効かないでしょう。
さらに、レイセン側にとって価値のあるものでなければいけません。
アイリスが提示したのは、カイロの取引でした。
アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜54話のネタバレ
アイリスとマッカートニー公爵の取引成立
アイリスはわざと考え込むような様子を見せました。
それではカイロを1つあたり10キャスラで取引しようと提案します。
マッカートニー公爵は絶句しました。
たったの10キャスラで、こんな革新的なものを売ってもらえるのかと動揺したのです。
無理なら結構だとアイリスは続けました。
無理とは一言も言っていないだろうとレイセンの使臣は慌て、少し考えさせてほしいとアイリスに頼みます。
その隣のマッカートニー公爵は、アイリスの提案に魅力を感じていました。
その条件を飲むことをアイリスに告げます。
お互いにとって悪くない取引だと話しました。
カイロの原材料を把握しているアイリスはそっと微笑みます。
原価が安いから10キャスラで売っても良い商売になるのです。
改めてマッカートニー公爵が提案を受けると答えました。
アイリスは承諾すると、さっそくイアンと交わした契約書を求めます。
月が高く昇っています。
今日はもう遅すぎるのではないかとソフィは心配しました。
早くケジメをつけたいからとアイリスはソフィとともに生地屋へやってきます。
しかし、グレンディたちはいませんでした。
イアンを避けるために予星館ではなくて情報屋に来たのに無駄足だったようです。
アイリスは内心がっかりしていました。
夜更けの生地屋で
そっとドアを引いてみると、何の抵抗もなく扉が開きます。
人が居ないのに扉が開いたことにアイリスは驚きましたが、ちょうど良いと思いました。
事務室に書類とメモを置いておこうと考えたのです。
暗い室内に置かれたカウチに目が留まりました。
過去に戻って情報屋を訪ねた時、ここでイアンに出会ったことを思い出します。
当時は彼がヴァレンシアガ公爵とは知らず、ずいぶん無茶を言ってしまいました。
懐かしく思い、アイリスの口元が綻びます。
室内に歩を進めると、ソファに腰掛けている後ろ姿が目に入りました。
力なく座っている姿はあまり見たことがありませんが、あの金髪は間違いなくイアンです。
アイリスは思わず呼びかけていました。
今日は会いたくなかったのにとアイリスは思います。
怒ってしまいそうだからだと自分に言い訳しますが、本当は彼の優しさに甘えてしまいそうで、そんな自分が嫌だからでした。
だからアイリスはわざとそっけなく事務的な態度でイアンに話しかけます。
イアンがマッカートニー公爵に渡した契約書をもらってきたと告げ、封筒を掲げてみせました。
イアンの反応はありません。
こんなことはもうしないでくれとアイリスはイアンに伝えます。
アイリスは踵を返しました。
その背中を、イアンが素早く抱きしめます。
行くなと耳元で囁きました。
涙声のように聞こえ、アイリスは赤くなりました。
しばらく待っても、イアンは何も言いません。
何かあったのかと尋ねると、イアンは静かに先帝の忌日で誕生日でもあるのだと答えました。
その声は苦しそうです。
言われてみれば、子どもの頃に両親がそんな話をしているのを聞いたことがあるとアイリスは思い出しました。
後ろからアイリスを抱きしめたまま一向に離れません。
つらそうなイアンにアイリスは手を伸ばし、そっと髪を撫でてみます。
イアンがアイリスに伝えたこととは…?
続きはピッコマで!
アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜54話の感想&次回55話の考察予想
しっかりと借りを返すアイリスの姿勢は素晴らしいと思います!
しかしその反面、甘えベタな気もしてしまいます。
少しくらい甘えた方がイアンにとっても嬉しいのではないかと思いました。
今後少しずつ甘えられるようになると良いですね。
54話まとめ
今回は漫画『アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜』54話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
54話の内容をサクっとまとめると
- アイリスはマッカートニー公爵にカイロの格安取引を提案し、無事に取引が成立しました。
- さっそくアイリスは予星館ではなく生地屋を訪れます。
- 無人かと思われた店内にはイアンが一人座っていて、帰ろうとしたアイリスを抱き止めました。