忠実な剣になろうとしただけなのに ネタバレ1話～4話【漫画】アリアのために生きる！

忠実な剣になろうとしただけなのに1話～4話の注目ポイント＆展開予想

ここが小説の中の世界…！？

愛らしい妹アリアを溺愛し、彼女のために身を粉にして働くカシュミル。

ある日カシュミルは、頭を打ったはずみに前世の記憶を取り戻します。

そしてここが小説の中の世界であることを知ったのでした。

さらに小説ではアリアが主人公であり、自分がアリアを苦しめる悪女であることも…。

忠実な剣になろうとしただけなのに1話～4話のネタバレ

幼い頃から必死で働くカシュミル

平凡な人々の人生を、そこそこのコース料理に例えるとすれば、主人公カシュミルの人生はこの世の闇を詰め込んだ薄汚れた器のようなものでした。

色町で生まれ、父親の名前も顔も知らず、母親と二人で貧しい暮らしをしていたのです。

3歳の頃、カシュミルには妹が生まれました。

カシュミルとは正反対に、この世の可愛いものだけを集めたような愛らしい妹アリアに、カシュミルは夢中になります。

暗かった自分の人生に、春の妖精のように暖かな光を灯してくれた存在でした。

アリアはカシュミルにとって唯一の光だったため、幸せな人生を歩ませたいとカシュミルは強く願います。

しかしカシュミルが7歳の頃、母親が亡くなってしまい、周囲の風当たりも強くなりました。

生きるために必死で働くカシュミルでしたがやがてアリアが8歳になった頃、アリアを謎の病魔が襲います。

治療法も分からない病気にアリアを奪われるわけにはいかず、アリアの病状を一時的に好転させる高価な薬代のためにカシュミルはさらに必死で働きました。

10歳の時に初めて剣を握って以来、カシュミルは血生臭い人生を歩み続けることとなります。

死と隣り合わせの任務を何度もこなしているうちに剣の腕はどんどん上達し、やがて帝国内では黒き災いのミールと呼ばれるようになっていました。

そしてカシュミルが18歳になったある日、いつものように依頼を終えて帰る途中に足首をくじいて、頭を地面に強打してしまいます。

小説のストーリーを思い出して…

激しい痛みと同時に、カシュミルは前世の記憶を思い出しました。

大学院生から生まれ変わったこの世界が、前世で読んでいたロマンス小説「妖精の夜」の中であることを知ったのです。

そして愛するアリアは小説の中のヒロインであり、カシュミルは血に飢えた悪魔と呼ばれるクリシス公爵の実の娘で、アリアを苦しめる悪役でした。

原作では貧しい生まれで謎の病に苦しむヒロインのアリアが15歳の時道端で倒れてしまい、通りかかったフレイヤ伯爵がアリアを見つけ、幸い命を救われます。

素直で心優しいアリアは伯爵夫妻と使用人たちの心をつかみ、子供のいなかった伯爵夫妻に養女として迎えられました。

その後は社交界デビューを果たしたアリアがイケメンらと戯れたり、世界を救ってみたりします。

典型的な逆ハーレムロマンス小説…ではありましたが、原作でのアリアは覚醒のために何度も試練を経験することとなりました。

カシュミルにとっては大事な妹に試練を与えるなんて許せません。

さらに原作ではカシュミルが偶然自分の出生の秘密を知り、アリアを捨ててクリシス公爵家に実の娘だと名乗って公爵家に置いてもらうことになります。

しかし生まれが卑しいという理由で社交界では疎まれ、徐々に性格が歪んでいくのでした。

そして大人になって、伯爵令嬢となったアリアと社交界で再会を果たし、アリアに対する嫉妬と劣等感に囚われたカシュミルは悪女として覚醒します。

自分がアリアを苦しめるなんてありえないとカシュミルは思いました。

アリアは彼女が危険な魔物討伐の任務で稼いでいることを知らないため、生傷の絶えない姉を心配します。

しかしカシュミルは、アリアが無事に伯爵家の養女になるまでこの日常を守るため、傭兵ミールとして仕事をしようと決意したのでした。

そうしてアリアを振り切って仕事にやって来たカシュミル。

大神官エル

この2年間定期的に仕事をくれる依頼人である大神官に会いに来たのでした。

大神官と呼ばれるのを嫌がる彼は、自分のことをエルと呼ばせます。

カシュミルは仮面をつけた顔に深くフードを被っている上、声を変える指輪をつけているため、遠目には男性のように見えました。

エルも仮面とフードをつけていますが、カシュミルにはとても好意的です。

カシュミルはその態度に毎回困惑させられますが、努めて事務的な態度で接していました。

彼からの報酬金はいつも1000ゴールドで、それはアリアの薬を一瓶買える金額でした。

しかしこの日に限って、エルはなぜか1万ゴールドもの大金を封筒に入れてカシュミルに渡してきたのです。

あげるというエルに、カシュミルは断固として突き返します。

正当じゃない報酬を受け取らないということはカシュミルの信念でした。

エルは渋々承諾するも、カシュミルから大神官と呼ばれたことを悲しみ、涙を浮かべてエルと呼んでほしいと訴えてカシュミルを慌てさせます。

天使のような彼の姿にカシュミルはほだされました。

依頼人とは距離を置くのが鉄則ですが、エルは唯一の例外です。

その後エルはカシュミルの傷を神聖力で治療してくれました。

アリアも神聖力で治療できればよかったのですが、アリアは神聖力が効かない特異体質のようなので、治療ができないのです。

エルはカシュミルの手を握ることのできるこの瞬間が待ち遠しいのだと微笑みました。

幼い頃神殿でいじめられていた少年を助けたことを、カシュミルは不意に思い出します。

なぜかあの時の少年とエルが重なって見えてしまい、もしかして誰かに嫌がらせでもされているのかとカシュミルは尋ねました。

途端にエルの雰囲気が一変して…！？

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忠実な剣になろうとしただけなのに1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

アリア命なカシュミルがかっこいいです！

途中で小説の話を思い出してはいるものの、思い出すまですでにストーリーが大幅に変わっているようでした。

小説の中で悪女であるカシュミルがアリアを助けるために奮闘するわけがありません。

本来は社交界というキラキラした場所でのお話のようですが、カシュミルは傭兵として活躍しています。

公爵家に娘だと乗り込みに行くわけでもなく、ただ一人で働いているのです。

アリアとの関係も良好で、知れば知るほど小説のストーリーとはかけ離れているように見えます。

自分の怪我を顧みないカシュミルが少し心配になりました。

アリアが心配するのも当然ですが、互いに思いやっていてとても良い関係の姉妹だと思います。

1話～4話まとめ

今回は漫画『忠実な剣になろうとしただけなのに』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

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