ニドメの共犯 ネタバレ53話【マンガMee漫画】薫と紫妃は結婚式に仕切り直しを決行

ニドメの共犯53話のネタバレ

またとない祝いの席？

朔と藤岡は、鎖で両手を縛られ、口もテープでふさがれます。

抵抗しようとする2人に、使用人はこれもすべて2人を逃がすために受けている指示だと言い聞かせるのでした。

そのまま牢屋から出された2人は、どこかへと連れて行かれました。

到着したのはチャペルのような場所です。

朔と藤岡の姿を見てニヤリとした薫の横には、花嫁衣裳に身を包んだ紫妃がいました。

覚悟を決めているかのような紫妃の瞳に、朔は痛々しいと感じずにはいられません。

参列者は朔と藤岡の2人だけ。

薫と紫妃の二度目の挙式は、木下の進行で滞りなく進んでいきます。

この前日、朔と藤岡は木下からセレモニーの概要について説明を受けていました。

1年前に結婚式を挙げた薫と紫妃ですが、紫妃が薫の本当の愛に気付けたのはこの屋敷に来てからであるとして、絆がより強固なものとなった二人の新しい門出を記念するおめでたい席だというのです。

また、無事にセレモニーが終了したら、薫は朔と藤岡を始末するつもりだそう。

セレモニーに招待されるのは光栄なことで、2人を逃がす手はずも完璧に整っていると木下はにこやかに話します。

それを聞いて納得がいかない朔は、何度も何度も檻に自分の頭を叩きつけたのでした。

どうしても紫妃を救いたかった朔としては、もう自分に出来ることは何もないのかと思うと虚しくなる一方だったのです。

誓いの言葉

宣誓の段取りは着々と進んでいき、夫婦となる二人の覚悟を問う場面へと移り変わりました。

牧師を兼務する木下が、一生涯、お互いのことを愛し抜くことを誓うかと投げかけます。

迷わず「はい」と答える紫妃。

うなだれていた朔ですが、「誓う」という言葉に反応し、紫妃の方をじっと見つめます。

ちょうど背を向けた状態の紫妃の表情は読み取れず、朔はこのまま紫妃を諦めて良いのかと今一度考えさせられるのでした。

紫妃の返答を聞いた途端、薫は朔と藤岡を会場から追い出せと指示。

予定では、誓いのキスまで2人に見届けてもらうはずだったため、木下は焦ります。

そして、セレモニーの直前に薫が自分に執事として立場を弁えろと言われたのを思い出した木下。

朔と藤岡を秘密裏に逃がそうとしていることを、薫に気付かれてしまったのだと確信します。

薫の命令を受けた使用人によって、つまみ出される朔と藤岡。

朔は必死に何かを伝えようとしていますが、口を塞がれているため、紫妃には届きません。

2人の拘束は会場を出ても解かれることはなく…。

人生の伴侶として

薫は会場から追い出される朔たちを見て、ざまあみろとでもいうようにほくそ笑みます。

紫妃の方に向き直って、ベールを上げ、いよいよ誓いのキスへと移行。

この時、紫妃は木下にとって想定外の事態になっているとは知りません。

誓いのキスの直前、紫妃の目には涙が滲んでいました。

それはセレモニーに感動の涙…ではなく、朔と藤岡を無事に逃がせることができたという安堵からくるものです。

それぞれ別の意味で安心感を抱きながら薫と紫妃はキスを交わしました。

その後、紫妃は薫にお願いがあると申し出て…。

ニドメの共犯の漫画配信状況

ニドメの共犯53話の感想＆次回54話の考察予想

別荘にチャペルまであるなんて、すごいお屋敷だなとあらためて実感。

薫と紫妃の誓いの言葉の最中、木下が牧師役を務めているのがちょっと面白くて、シリアスな展開なのに笑ってしまいました。

セレモニーが淡々と進んでいく中で、木下や朔の心情が目まぐるしく変わっていきます。

紫妃自身が望むなら仕方がないと、諦めの境地にいた朔。

セレモニーをただやり過ごすしかないと思っていたものの、紫妃を見ているうちに段々とくすぶっている気持ちを自覚していきました。

同じような理由で父から暴力をふるわれる母を助けられなかった朔には、そうならざるを得なかった側の心境というのを今度こそ感じ取って欲しいですね。

確かに、被害に遭っている本人が申し出てくれない限りは、周囲に成す術はないのかもしれません。

でも、本当にそれが本人のためかと言ったら違うと思います。

紫妃も、今回は朔と藤岡をこれ以上巻き込みたくないという気持ちを優先しているだけで、薫に暴力をふるわれる日々に戻りたいと思っていないはずです。

やっぱり、木下の作戦は薫に気付かれてしまっていたようです。

木下が朔たちを逃がそうと事前に準備していたのと同様に、薫は薫で別の使用人に朔と藤岡の処分を任せていたのでしょう。

そして、あえて本番まで泳がせ、木下には全てが上手く行っていると思い込ませて、土壇場であのような対応を取ったのだと思います。

木下を信頼して朔と藤岡の安全を確信してしまった紫妃は、「生涯の誓い」にともなって別の「覚悟」をした様子。

薫を一人で始末しようとしていた時とはまた表情が違って見えたので、薫と“生きて”向き合うと決めたのではないかと推測します。

紫妃が薫の問題点の核心に触れるわけですが、これがどうなるのやら…。

薫は紫妃と実の母親を重ねて見ているところがあるので、勝機を見出せるとしたら薫の実の母の心情を説いて薫のねじ曲がった考え方をもとから正していくしかないと考えます。

または、紫妃が、幼少期の薫と同じ思いをしていると告げるとか…？

薫が紫妃に服従させることにある種の満足感を得ているのなら、その感覚を簡単には手放そうとしないでしょうね。

どこかに連行されてしまった朔と藤岡の行く末も心配ですが、一番の気がかりは狂気じみた薫と対峙している紫妃の身。

万が一、逃げるとなった時にウェディングドレスは不利すぎる気がします。

紫妃がドレスの内側に護身用の何かを隠し持っていてくれたら良いなと思います。

53話まとめ

今回は漫画『ニドメの共犯』53話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

53話の内容をサクっとまとめると

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