
原作Saidin先生、漫画SUPERCOMIX STUDIO 先生の作品・漫画「公女様は未来を見通す」はピッコマで絶賛配信中です。
「公女様は未来を見通す」63話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
神になる予定の魂がその使命を拒絶し、地上に留まり続けているので、説得して欲しいとお願いされたカミーラ。その魂は孤児院のクマのぬいぐるみに憑依しており、子供のお世話をしていました。何か気にかかることがあって死神について行けない様子です。
公女様は未来を見通す63話の注目ポイント&展開予想
カミーラが前園長先生の話を聞いたところ、どうやら息子のことが気がかりなようでした。
前園長先生は息子に、孤児院に良い印象を抱いて欲しいと考えているようです。
息子は新たな園長先生となり、孤児院の財政改革を進めようとしていました。
息子は孤児院と母親に良い印象を抱いておりません。
なぜなら、母親が実の息子である自分を孤児院の子供と同じように、平等に愛したからです。
前園長先生は、息子を特別に愛していたことを証明するため、カミーラに頼み事をしました。
公女様は未来を見通す63話のネタバレ
心残りは園長先生の息子
クマのぬいぐるみに憑依をして、子供の世話をしていた前園長先生。
子供のことは職員に任せても大丈夫ですが、問題は新たに園長先生になった息子のことでした。
息子のへマンは、母親が決めたルールをどんどん変えようとしています。
たとえば、孤児の食事のランクを下げたり。
たとえば、もっと手頃な服を買うようにしたり。
逆らうような職員がいれば、辞めてもらっても良いのだと強気で孤児院を変えようとしていました。
へマンは前園長先生の実の息子でしたが、孤児院の子供と同じように育てられてきました。
実の子供だからといって、特別に愛された記憶はありません。
それは周りの者にも同じように感じられたようで、へマンは親がいないと揶揄われることもあったのです。
平等な愛に特別は無く、愛は言葉にしなければ伝わらない
カミーラはへマンの気持ちに理解を示しました。
仮に自分がへマンの立場だったら嫌だと思うと、前園長先生に告げます。
前園長先生の愛はどの子供にも平等で、しかしそれは息子にとって最悪なことでした。
前園長先生は、確かに自分の子供を愛していました。
ただ、その特別な愛を言葉にしたことがありません。
それでどうしてへマンに愛が伝わるのでしょうか。
前園長先生は、へマンの施設に対する考え方をもう少し良い方向に変えたいと思っていました。
そのために、息子を愛していた証明をすることにします。
前園長先生は、カミーラにひとつお願い事を託しました。
公女様は未来を見通す63話の感想&次回64話の考察予想
死神少年にお願いをされ魂の説得に来たところ、思わぬ展開になりましたね。
魂の心残りについて話を聞いてあげるカミーラ。
幽霊には何もできないから、生きている人間が解決していくしかありません。
前園長先生は、神になるに相応しい人物でした。
神の愛とは平等だからです。
ただ、特別に愛されたいと望む者にとって、その愛は残酷な仕打ちとなるのでしょう。
息子のへマンは人間でした。
母親に、特別に愛されたかったのです。
それは別に悪いことではありません。
この親子のすれ違いは、人間と神のすれ違いのようなものでしょうか。
ただ前園長先生は神になるに相応しい人間で、人間であることに変わりはありません。
きっとへマンを特別に愛していていたところもあったのでしょう。
次回、その愛の証明をカミーラがしていくことになると思います。
へマンは素直に、前園長先生が残した愛情を受け取ることができるのでしょうか?
今から親子愛に泣きそうな予感がしています……。
63話まとめ
今回は漫画『公女様は未来を見通す』63話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
63話の内容をサクっとまとめると
- 前園長先生は、施設の方針を変えようとしている息子のことが気がかりでした。
- 息子は前園長先生の実の子供だったにも関わらず、孤児院の子供と同じような扱いをされ、特別な愛情を感じずに生きてきていたのです。
- 母親の愛が伝われば、息子の施設に対する考え方も変わるはずだと、前園長先生は息子への愛を証明することにします。