
原作 EunO dancheong先生、漫画 O NOA issu先生の作品・漫画「アシレアン公爵の契約結婚」はピッコマで絶賛配信中です。
「アシレアン公爵の契約結婚」話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
勘違いされたまま誕生した偉大な芸術家…!?
アシレアン公爵の契約結婚54話の注目ポイント&展開予想
ポールの作品
ルビアーナたちのもとへ届いたのは荒々しくも美しい大きな彫刻でした。
しかもモデルはルイモンドのようです。
てっきりルイモンドの美しさにやられて彼をミューズに選んだのだと満足したルビアーナ。
しかし実のところ、ポールはルイモンドに怒り心頭で呪うように作品を生み出していたのでした…。
アシレアン公爵の契約結婚54話のネタバレ
美しい花崗岩の彫刻
ルビアーナが布を取り去った先にあったものは、花崗岩で作られた魔獣と半裸の男性の彫刻でした。
その素晴らしい出来栄えに、目にした人々は言葉を失い、ルイモンドも驚愕します。
花崗岩は硬すぎてどうしても単調で荒々しい仕上がりになるはずですが、目の前にある彫刻は大理石か粘土のような華やかさと躍動感がありました。
ルビアーナは彫刻に括りつけられた手紙に気付いて広げてみます。
彼女の部下たちからの手紙で、ポールに困惑している様子が綴られていました。
働かざる者エサになるべしというルビアーナの言葉通りクリ目にやろうとしたら、城壁の補修用の石を乱用してこんなものばかり作っていて迷惑だということです。
半裸の男性はルイモンドにそっくりで、使用人たちは歓声を上げながら見惚れましたが、ルビアーナはさっさと布を被せました。
セクハラも同然なので腹を立てていたのです。
ルイモンドが望むなら不慮の事故で死んだことにできるが始末するかと無表情で尋ねるルビアーナの言葉に、ルイモンドは大慌てで止めました。
ルイモンドは自分が偉大な芸術家をダメにしたわけではなかったことに安堵していました。
ルビアーナにお礼を伝えると、ルビアーナは思わず赤面します。
勝手に彼の半裸の彫刻を作られたのは癪ですが、彼をモデルにしたいというその気持ちは分かるような気もしたので、その審美眼に免じて今回だけは許してやることにしました。
世間の誤解による純愛の彫刻家
前世の彼の作品と作風が違い、荒々しく躍動感溢れる仕上がりになっていることに気付いたルイモンドは首を傾げます。
その要因は、ポールがルイモンドに怒り狂っていたことにありました。
自分をこんなところに閉じ込めた恨みを全て彫刻に込めて、全力で呪ってやる!と叫びながらポールは彫刻に没頭していたのです。
ルビアーナの部下たちは呆れて彼を眺めていましたが、ポールが覚醒したきっかけはルイモンドへの怒りだったのでした。
激しい怒りによって生み出された数々の作品は瞬く間に北部全域に、そして皇都へも広まっていきます。
首都ではポールの彫刻の価値が高騰し、その作品の重さと同じ金を積んでも手に入らないと言われるほどでした。
ポールへの注目も高まりましたが彼は死ぬまで北部を離れることなく、魔獣以外にはただ一人、ルイモンドだけをモデルとした作品を作り続けたのです。
人々はポールがルイモンドの美しさに魅了され、純愛ゆえの作品だろうと噂しました。
ポールはのちに純愛の彫刻家としてその名を轟かせることとなりますが…それはまだ誰も知りません。
ルビアーナは部下たちの手紙の裏に隠された文章を発見して…!?
続きはピッコマで!
アシレアン公爵の契約結婚54話の感想&次回55話の考察予想
ようやくポールが覚醒してくれました…。
なんという手のかかる芸術家でしょう。
しかもそれでいてルイモンドに怒るとは厚顔無恥にもほどがあります。
感謝しても恨むのは筋違いすぎませんかね?
恨むのならむしろルビアーナのような気がしますが…天才の思考回路はよく分かりません。
ただ結果的に、のちに有名になるようでよかったです。
前世といい今世といい、いいように誤解された異名がついて回る人物ですね。
54話まとめ
今回は漫画『アシレアン公爵の契約結婚』54話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
54話の内容をサクっとまとめると
- 北部から届いたのは、魔獣と半裸の男性の彫刻で、ポールの作品で、ルイモンドは彼が大成したことに安堵します。
- ルビアーナたちの思いとは裏腹に、ポールはルイモンドへの怒りを彫刻へぶつけていました。
- 後にポールは帝国で有名な芸術家として名を馳せますが、彼の感情は世間にも誤解され、ルイモンドの美しさに魅了された純愛の彫刻家として有名になったのです。