憑依者の特典 ネタバレ1話～4話【漫画】アイレットは最高の条件で最悪の世界を生きる

憑依者の特典1話～4話の注目ポイント＆展開予想

2度目の人生

彼女はある人物に憑依してしまいます。

思ってもいない特典を手にした彼女は、その世界で強く生きていくのでしょうか！？

憑依者の特典1話～4話のネタバレ

始まり

天才と言われ、皆に愛されるアイレット・ロデルライン。
彼女には愛されるだけの理由がありました。
彼女はS級の憑依者だったのです。

現世から管理局へ

世はまさに大憑依時代。
死亡事故や失踪事件が多発し、そんなミステリーな話題に世間は持ちきりでした。
ネット上では「憑依」が原因とされていましたが、それにはれっきとした根拠があったのです。

被害者の携帯には生命保険のダイレクトメールを受け取った形跡がありました。
それは死後の備え、憑依時の生存のサポートをする保険についてのメール。
それは彼女にも……。

彼女は事故に遭い、死の間際にそのメールの「はい」をタップしました。
加入完了、と同時に目が覚めた彼女は、憑依審査をする管理局にいたのです。
そして犬のような見た目の担当者に死後の世界であることを聞いた彼女は落ち込んでしまいました。

死後世界の公共事業を扱う神々がコンテンツ分野に興味を持っていること。
名作ラノベやゲーム、漫画や映画……。
神がその気になればそれらの世界を具現化し、そこへ死んだ魂を送ることができるのです。

彼女は担当者に憑依先の希望を聞かれます。
そこで彼女はロマンスファンタジー育児モノ、と答えたのでした。
これまで様々なジャンルに触れてきた彼女は、ロマンスファンタジー育児モノならば生存難易度が低いと同時に最小の労力で済む、輝かしい未来が保障されたジャンルだと確信していたのです。

担当は彼女の意見と自己PRを参考にして、審査を始めます。
ところが審査結果は彼女の希望とは全く違ったものとなりました。
それはなんと生存難易度Ｓ級の世界！

世界を救うまで無限ループのファンタジーバトルもの……。
10万人に1人と言われても嬉しくないそのタイトル。
魔界ダンジョンの暴走によって滅亡へ向かう世界を救うために教団に所属する主人公が死への無限ループを繰り返す、イラッと感満載の小説でした。

その中で彼女の憑依先は、主人公に嫌がらせをする性悪貴族家で虐められている平民召使の娘。
いっそ道端の木にでもしてくれと願った彼女ですが、実は「憑依者生命保険フルパッケージ」の初めての購入者だったのです。
それがなんなのかを聞くまでもなく、時間だとゲートに追い立てられてしまったのでした。

2度目の人生

訳がわからぬままに憑依した彼女ですが、フルパッケージ特典として義務教育期間・超高速成長サポート・一括キャッシュを獲得し、原作を遅らせてチュートリアルを開始。
チュートリアル中は難易度はＦに下がるとのこと。
そこまでロードし、彼女は目を覚ましました。

憑依体はアイレット・ロデルライン。
ピンクの髪の女の子。
まるでお人形さんのような愛らしさですが、せめて状況などを知りたいと感じた彼女の目の前に、マップが現れました。

それは屋敷内のマップ。
そして今いる場所がビンチェスター王国の極東部に位置するギレッド伯爵領内のギレッド伯爵城であることが書かれていました。
そして、伯爵夫妻の息子は凶暴につき要注意、とまで書かれていて、彼女は原作を思い出しました。

才能がなく、金で騎士の称号を手にした令息は、ダンジョンに入って死にかけていたところを主人公に助けられます。
しかし礼をしたいと伯爵領内に連れてきた令息は、主人公を傭兵のように扱った挙句に素知らぬ顔で追い出しました。
その後、城周辺で起こったダンジョンバーストにより焼け野原になってしまったのです。

彼女は中学時代に読んだきりのこの世界をはっきりとは覚えていません。
半泣きになりながら訳もわからずシステムに、読んだ本を全て覚えていると思ったら大間違いだ、と叫びます。
すると目の前に本棚が広がったのです！

それは前世で彼女が読んだ全ての本が詰まっていました。
なんと教科書まで！
その中から彼女はこの世界の本を見つけだしました。

これで生存率が上がる、と思ったと同時に、望めば全てが手に入ることに気がついた彼女。
そんな彼女の前に、生命保険金１億2000万と、フルパッケージ特典のショップが現れたのです！
これなら生き残れる、彼女はそう感じたのでした。

彼女はまず、世界に合った戦闘能力をひとつ覚醒できる「戦闘」を購入します。
そして全能力の成長率が5倍になるサポート。
そこまで購入した彼女に、ループ回数の背景設定が完了したという知らせが入りました。

重要なのは今が何度目のループなのかということ。
ループを繰り返す主人公はループの度に墜落していきますが、強くなってもいきます。
ループを何度も繰り返した後半であれば、生存率も上がるはずなのです。

告げられたループ回数は、17回目でした。
それは数少ないスッキリ回。
主人公がループするや否や、ラスボスにあっさりとやられてしまう回なのです。

つまりこの世界、彼女のチュートリアルが終わると同時に17回目のループ世界が始まり、主人公がいなくなってしまうということ。
主人公がラスボスに勝てるのは70回のループを重ねた後だというのに。

しかしやるしかありません。
彼女は主人公をいないものと思い、自分が強くなろうと決めたのです。
そこでチュートリアルクエストが発生しました。

相関図は？

原作で生き残るにはスキルアップあるのみ。
知徳体を磨いて世界観100位以内の実力者になろう。
失敗ペナルティは死亡。

ちょっとペナルティが極端ではないか、と思ったその時でした。
突然部屋に少女が入ってきたのです。
その少女は彼女を見るなり大声で叫びました。

そこへやってきたのはメイド長。
働かざる者食うべからず、とキッチンを手伝うようにと彼女を引っ張っり出そうとしました。
そこへ焦ったようにやってきたのは男性とピンクの髪の少年。

男性はまだ子供の彼女に仕事はできないと訴えます。
少年も自分が代わりに、と。
会話を聞いていると、どうやら2人は彼女の父と兄のようです。

最初に入ってきた少女はメイド長の娘で、彼女よりひとつ上のネリー。
ネリーはあからさまに彼女に嫌がらせをしてきます。
相関図は把握したし、家族である2人を悲しませたくないと彼女はキッチンの手伝いを買って出ました。

先ほどの特典のショップにあった非戦闘の料理人の能力を購入して。
よし、始めてやる！
彼女はアイレットとして生きることを決めたのです。

キッチンで

キッチンに入ったアイレットは、やることなすことを全て完璧にこなします。
しかも経験値が上がるのを感じてウキウキと。
そんな彼女にキッチンにいた使用人たちはメロメロになりました。

それを見たメイド長は、こんなはずじゃなかったと不機嫌そうです。
そこへ料理長が、シチューの味見を、とアイレットに頼みました。
今まで誰にも味見をさせたことのない料理長がそんなことをさせるとは、と周囲は驚きます。

アイレットは一口食べて、コクの足りなさを指摘し、ペッパーを加えることを提案しました。
それを聞いて料理長はアイレットに、料理を学ぶ気はないかと尋ねました。
この子には才能があると、弟子にしようとしていたのです。

アイレットは悩むことなくあっさりと了承します。
経験値を上げた方が今後のためになるからです。
それに、メイド長の悔しそうな顔を見ることができましたし……。

アイレットはその後も着々と料理を続け、最後の1人になっても料理し続けていました。
レベルアップが目前なのです。
そこへやってきた兄プリンツ。

自分が変わるから休んで、とアイレットに笑いかけるプリンツ。
しかしそんなプリンツの手にムチの跡があるのをアイレットは発見してしまったのです！

憑依者の特典1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

最高の条件で最悪の世界へ憑依してしまった女性。
さて、うまく生命保険金とショップを活用できるでしょうか？
今のところ、料理スキルはかなり良い感じに仕上がっていますね。

戦闘に関しても購入したからかなり使えるはずですね。
しかしメイド長とネリー、いつまで不毛な嫌がらせをするのでしょうか？
いつかはアイレットに跪くのかもしれない……。

次回が楽しみですね！

1話～4話まとめ

今回は漫画『憑依者の特典』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

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