
原作hanryui先生、文SWE先生、作画COIN先生の作品・漫画「伝書鳥の王女様」はピッコマで絶賛配信中です。
「伝書鳥の王女様」29話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
バルハイル卿がメルディス王家の金血人の伝説についてゼルイネに話して聞かせます。
王族であるゼルイネは、当然その伝説について知っていましたが、一方でこの伝説のせいでメルディス王家の歴史が内戦で埋め尽くされていることに怒りを感じるのでした。
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伝書鳥の王女様29話の注目ポイント&展開予想
メルディス王家の金血人の伝説がバルハイル卿によって語られます。
そしてその伝説がロイモンド国の礎となっている一方で隠された真実があり、
王族たちの歪められた解釈でメルディス王家の歴史が内戦に埋め尽くされていることにゼルイネが怒りを感じていました。
バルハイル卿は王族唯一の生き残りの可能性がある第8王女を選ぶか、諦めるかを決められず悩みます。
そしてゼルイネも自分が皆の足かせになっていることに悩むのです。
伝書鳥の王女様29話のネタバレ
メルディス王家の金血人伝説
バルハイル卿がメルディス王家の金血人の伝説を語り始めました。
600年前黄金の血を持つ人がいました。金血人の血には地を豊かにし、水枯れを防ぎ、災害を避け、生命を守護する力があったといいます。
金血人は、この地を良き地にしようとしましたが、金血人の血を欲しがった人々が彼を独占するために戦争を起こしました。
地と水は人の血で染まり動物は死んでいきました。
金血人に宿っているのは蘇生させる力だけで、その力では戦争を防ぐことは出来ませんでした。
その時二人の人間が金血人に手を差し伸べました。一人は山地出身の男、もう一人は平野出身の女でした。
彼らは金血人を連れて逃げ、山地と平野を回りながら死んだ山野や人々を救う手助けをしました。
そしてその頃にメルディス王家の祖先である黄金の子供が生まれました。
全国を回りながら自分の血を注いだ金血人の命が消えかけ、彼は昔住んでいたロイモンド全体を潤すヴィセン川の源流に戻り、
最後に残りの全ての血をその川に注ぎ息を引き取りました。
金血人は、自分の血が彼らと地を守護する代わりに黄金の子供を守るように山地の男と平野の女と契約を交わしました。
約束通り二人は黄金の子供を王座に就かせます。
この地とその血を結ぶ黄金の子孫たち即ち王族は、永遠に結ばれ運命を共にするというのがメルディス王家の金血人伝説です。
金血人伝説の隠された真実
バルハイル卿がこの伝説を思い浮かべるのは、メルディス王家に対する忠誠心の証だとゼルイネは、思うのでした。
ですがこの伝説には隠された真実があるのだとゼルイネは、思い出します。
血を流せば地が蘇るの一説を口実にして王族は互いに亡き者にし合うことを正当化し、暗黒期には王族が王族を生贄にしたこともありました。
王国の歴史が内戦で埋め尽くされているのは、この伝説せいだとゼルイネは怒りを感じます。
本来は人を生かすために注がれた金血人の血、その伝説によって出来たロイモンドの黄金色まで憎むことはないが、
多くの人々の犠牲があるためこの伝説は見掛け倒しだと感じるゼルイネでした。
バルハイル卿の苦悩
バルハイル卿はメルディス王朝が滅亡の危機に瀕しており、王族が次々に遺体で発見される中、
王族唯一の生存者かもしれない第8王女を諦めてロイモンドを救うべきか。
戦争に命を握られている人々に背を向けて第8王女が生きている可能性を選ぶべきかどう思うかと答えることのない鳥であるゼルイネに問いかけるのでした。
話しを聞いていたゼルイネは、自分の存在が皆の足かせになっていて、今の自分が何も出来ないことが悔しく涙を流します。
ゼルイネは、自分の命と国の運命が同じ重さであることの皮肉を思いました。
そんなゼルイネに更にバルハイル卿は話しを続けます。
王族がいなければお互いへの信頼が浅いこの国の3軍隊はまとまらず、仮に国を取り戻しても首都を占有するための内戦が始まるだろうとバルハイル卿は考えていました。
だからといって、第8王女の命のために40日間退けばグラノル側に勝敗が傾いてしまいます。
戦争が長引き西武の兵糧が底をつけば、自分たちは長くは耐えられないとバルハイル卿はぐずれ落ち頭を抱えるのでした。
そんなバルハイル卿の側にゼルイネは寄り添いこの国のために自分が選ぶことは一つだけだと心に誓うのでした。
眠ってしまったバルハイル卿の頭を第8王女ゼルイネが撫で、バルハイル卿の苦労を慰労し謝ります。
そんなことはないと答えるバルハイル卿にもう少しだけこの国のために頑張って欲しいと語り、自分は大丈夫だからと涙を流しながら消えていくのでした。
バルハイル卿が気が付き、待ってほしいと手を伸ばしましたが夢か幻だったのか辺りには誰もいませんでした。
そして自分の肩に毛布がかけられていることに気が付き、懐から伝書鳥のゼルイネがすやすや眠っているのを見つけ抱きしめるのでした。
伝書鳥の王女様29話の感想&次回30話の考察予想
メルディス王家に忠誠を誓い、3軍隊たちがなぜ王族を特別視するのかを金血人の伝説を説明していた明かしてくれました。
その一方でその伝説によって血塗られる王族たちの内戦の歴史についてゼルイネが思いのたけを語ります。
だからゼルイネはいつも自分の命を守るために人目につかぬように用心していたのだなとうなずきました。
第8王女を選ぶか、諦めるかで苦悩するバルハイル卿の目の前に現れた第8王女ゼルイネが夢幻なのか、ゼルイネがくにのためにえらぶこととは何なのか…次回も目が離せません。
29話まとめ
今回は漫画『伝書鳥の王女様』29話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
29話の内容をサクっとまとめると、
- メルディス王家の祖先である黄金の子供が生まれるきっかけになった600年前の金血人の伝説についてバルハイル卿がゼルイネに話して聞かせます。
- 王族であるゼルイネは、金血人の伝説について知っていましたが、その伝説によってメルディス王家の歴史が内戦で埋め尽くされていることに怒りを感じていました。
- 王族唯一の生き残りである可能性の第8王女のために人々を犠牲にするか、第8王女を諦めてロイモンドを救うかで苦悩するのです。バルハイル卿の側にゼルイネが寄り添います。