原作鄭霧尼先生、漫画PPARIPPO(SOYMEDIA)先生の作品・漫画「悪女、最強の錬金術師になります」はピッコマで絶賛配信中です。
「悪女、最強の錬金術師になります」1話～4話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります！
転生した人生は奴隷からスタート…絶世の美女である悪女の行く先は…！？
悪女、最強の錬金術師になります1話～4話の注目ポイント＆展開予想
踏んだり蹴ったりなエバンジェリン
絶世の美女でありながらも原作では処刑される運命にある悪女エバンジェリン。
しかも転生から2年間はなんと奴隷生活です。
さらにはヒロインである友人ラシェラの裏切りも判明！
早くも原作の内容が大幅に変わってしまい…！？
悪女、最強の錬金術師になります1話～4話のネタバレ
転生したら奴隷生活を送ることに…
ウェブ小説の作家だった主人公は、ある日自分が書いた小説の中の世界に転生しました。
奴隷出身の少女が皇太子と結ばれるストーリーの、「昨日の奴隷は今日の皇太子妃」という小説です。
初めは夢かと思ったものの、自分が登場人物エバンジェリンになっていることに気付いて真っ青になります。
奴隷の少女であるエバンジェリンは傷んだ銀髪とぼんやりしたスミレ色の瞳が特徴的でしたが、何より美しい容姿が目を引きました。
小説の中のエバンジェリンは絶世の美女である自分の容姿を武器に9代目の皇妃となり、ヒロインであるラシェラを○そうとした悪女です。
ラシェラはエバンジェリンと同じ場所で奴隷として過ごしていて、虐められるエバンジェリンを庇ってくれていました。
よりによってヒロインに全く敵わず、最後には死んでしまう悪女に転生したことに落ち込むエバンジェリン。
途方に暮れたものの為す術もなく、エバンジェリンは最底辺の身分である奴隷として2年を過ごしました。
毎日鞭打たれて些細なことで食事を取り上げられる毎日です。
14歳の誕生日が過ぎた頃、ついに運命の日が訪れました。
ラシェラとエバンジェリンが主人に呼ばれ、どちらか選ばれた方が貴族の養女になれるという話を持ちかけます。
エバンジェリンは、それが小説に出てくるベーノン侯爵であることを知っていました。
小説ではエバンジェリンが侯爵に連れて行かれ、一生忘れられないほどの酷い虐待に苦しむことになります。
絶対に連れて行かれてはだめだと焦るエバンジェリンはラシェラの手を握りました。
ラシェラは優しくて、誰からも愛されるヒロインです。
きっと自分が行かなければラシェラが養女になってしまうだろうとエバンジェリンは思いました。
養女になりたくないと呟くエバンジェリンに、ラシェラは正気かと憤慨します。
奴隷の彼女たちにとって、貴族の養女になれるなど夢のまた夢の話でした。
それでもエバンジェリンは、ラシェラのような優しい子をあんなひどい場所へ行かせるわけにはいかないと考え、侯爵の養女になったら絶対に幸せになれないのだと訴えます。
ラシェラが当惑していると、二人をジェシーというメイドが呼びつけました。
ラシェラの裏切り
主人よりも激しくエバンジェリンたちをいじめたメイドです。
エバンジェリンは彼女を身代わりにしようと考え、この歌を歌えば貴族の養女になれると囁きました。
貴族の養女に憧れるジェシーはエバンジェリンを疑いながらも了承します。
エバンジェリンはラシェラに絶対に歌わないように伝え、気に入られたらおしまいだと真剣な表情で訴えました。
ラシェラは無言で頷きます。
しかしその後、侯爵の前で歌を披露することになると、なんとラシェラは失敗したジェシーを押しのけて歌を披露したのです。
真っ青になってラシェラを止めるエバンジェリン。
ところがラシェラは彼女の手を振りほどいて歌を続けました。
侯爵はラシェラを気に入り、彼女を連れて行くと宣言します。
ラシェラを連れて行かせるわけにはいかないと思ったエバンジェリンは慌てて止めようとして割り込みますが、主人に押さえつけられただけでした。
歩み去っていく友人の名を叫び、エバンジェリンは必死で手を伸ばします。
しかし振り向いたラシェラは、見たこともない暗い笑みを浮かべていました。
優しくて明るい彼女はどこへ行ったのかと思い、エバンジェリンは愕然とします。
その後屋根裏部屋に閉じ込められたエバンジェリンは、ラシェラにしてやられたのだとジェシーに聞かされました。
ラシェラはこれまでエバンジェリンを利用して楽をしていたのです。
ヒロインが裏切り者だなんて予想外の展開でした。
しかしもう原作の内容は変わっています。
侯爵に虐待されるのはヒロインだったラシェラ…となれば主人公は自分なのかとエバンジェリンは思いました。
這い上がる決意を固めたエバンジェリン
半月もの間閉じ込められ、あまりの空腹に具合が悪くなりつつあったエバンジェリン。
幸い時間だけはたっぷりあったので、頭の中を整理していました。
小説の中のエバンジェリンと今のエバンジェリンは全く違います。
だとすればラシェラも変わったのか、もしかしたら隠していたのだろうかとエバンジェリンは思いました。
しかし今になって思い返してみれば、確かにラシェラの行動や発言は時々不可解なものがありました。
エバンジェリンは原作に囚われていたせいで疑うことすらしなかったのです。
侯爵家の養女になったラシェラは、今頃自分の代わりに虐待されているのだろうかと胸を痛めたエバンジェリンでしたが、すぐに考え直しました。
やられっぱなしではいられないので、これからの人生は這い上がってみせると決意したのです。
仮にそれがラシェラのものだったとしても…。
ある日エバンジェリンは花売りの姿で表通りを歩いていました。
あるトラブルが発生しているのに気が付き、エバンジェリンはハッとします。
その当事者の一人である平民のような装いの少年が、トアス・フィテガーであることに気付いたのです。
彼こそラシェラが乗ったシンデレラのかぼちゃの馬車でした。
相手に両親を悪く言われたトアスは腹を立てて、相手に頭突きします。
相手の男は体格差があるにもかかわらず、結構な距離をふっとばされました。
フィテガーの血筋だけが持つ怪力でした。
少数の貴族だけが持って生まれる神秘的な能力で、ダーラントと呼ばれるものです。
腹を立てた男が警備隊にトアスを突き出そうとするのを見て、エバンジェリンは慌てて割って入りました。
警戒するトアスとカイデル
自分をかばう謎の少女の出現に戸惑うトアス。
意識してヒロインのように振る舞おうとしたエバンジェリンでしたが、トアスは彼女に興味を示さず、エバンジェリンは拍子抜けします。
自分のことを気にしてもらわなければいけないので、慌てて名乗りながら話しかけました。
フィテガーは皇室すら圧倒する帝国最高の貴族なので、死刑を免れるためには必ず養女にならなければいけないと考えたのです。
トアスは警戒した様子でエバンジェリンを見つめ返しました。
わけもなく近付いてくる者は疑えという彼の兄の教えを忠実に守っているようです。
思ったよりしっかりしている彼の発言に、エバンジェリンは言葉に詰まりました。
トアスは現在9歳で、好奇心旺盛ないたずらっ子…という設定だったはずです。
エバンジェリンが返事に困っていると、彼の兄、カイデル・フィテガーが現れました。
彼は公爵家の後継者であり、最年少で騎士になった最高の剣士でもあり、帝国の狂犬という別名を持っています。
美男子という設定ではあるけれど、予想をはるかに超えるイケメンぶりにエバンジェリンは見惚れ、絶句しました。
しかしエバンジェリンに対してカイデルは完全に塩対応で…！？
続きはピッコマで！
悪女、最強の錬金術師になります1話～4話の感想＆次回5話の考察予想
転生してすぐ奴隷生活だなんて嫌すぎます。
しかも2年間は長過ぎませんか！？
嫌気が差して逃げ出してしまうと思いますが、逃げ出せる環境でないことを作者であるエバンジェリンが誰よりも分かっていた結果なのでしょうね。
エバンジェリンは本当に美少女なので、目の保養になります。
原作のエバンジェリンは相当性格が悪かったようなので、同じことには絶対にならないと思います。
ラシェラの豹変には驚かされました！
友人を蹴落としてまで貴族の養女になりたかったのでしょうか。
しかし元々エバンジェリンを利用していたようですから、彼女のことを友人と思っていたかも微妙なところですね。
1話～4話まとめ
今回は漫画『悪女、最強の錬金術師になります』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
1話～4話の内容をサクっとまとめると
- 作家だった主人公は、自分が書いた小説の悪女エバンジェリンに転生し、ヒロインラシェラとともに奴隷生活を送ることになりました。
- やがて転機となるベーノン侯爵の来訪があり、彼に連れて行かれれば酷い虐待を受けると知っているエバンジェリンは自分もラシェラも連れて行かれまいとします。
- しかしラシェラはエバンジェリンの忠告を聞かずにベーノン侯爵に気に入られようとし、それどころか養女に選ばれた後エバンジェリンにニヤリと笑ってみせました。
- エバンジェリンはラシェラが自分を利用していたことを知って原作との違いに衝撃を受け、すでに原作の内容が変わり始めていることを実感します。
- 街へ出かけたエバンジェリンはフィテガー家のトアスを見つけて話しかけますが、トアスは警戒した様子でした。
- さらに彼の兄カイデルも現れ、エバンジェリンは彼のイケメンぶりに見惚れます。
