善良な主人公を闇落ちさせました ネタバレ1話～4話｜漫画｜絶世の美女アナスターシャ

善良な主人公を闇落ちさせました1話～4話の注目ポイント＆展開予想

美人薄命！？

小説での登場人物…というより、小説の中の故人に憑依したアナスターシャ。

絶世の美少女でありながらも、18歳になる前に命を落としてしまう不治の病を患っています。

そんな彼女に寄り添うのは誠実でまっすぐなヒーロー、アデル。

アナスターシャは真面目な彼に度々意地悪してしまいます。

善良な主人公を闇落ちさせました1話～4話のネタバレ

絶世の美女は残りわずかの命

シンクレア伯爵の娘、アナスターシャ・シンクレアは帝国一の絶世の美女でした。

アナスターシャは一ヶ月前にこの身体に憑依していたのです。

読んでいた小説の、しかも不治の病を患っている絶世の美女に憑依するなど思いもしませんでした。

 

小説では最初から故人で、男主人公の回想に時々登場するだけだったアナスターシャ。

彼女の病気はまだ病名もないほど希少なもので、男主人公の目の前で、18歳になる前に死ぬという設定でした。

小説のヒーローとヒロインは、アナスターシャの葬儀で初めて出会うことになるのです。

 

頻繁に吐血してしまうほど身体の弱いアナスターシャでしたが、こんな美少女になれたのだから長く生きられなくてもいいと腹をくくっていました。

苦い薬を飲んで、血を洗い流すためお風呂に入ったアナスターシャ。

そんな彼女のもとに、小説のヒーローであるアデル・マグナスが駆けつけます。

 

世の中の善意を全て身にまとったかのような貴公子で、小説での彼は清廉潔白なナイトでした。

人々を正しい道へと導くために生まれた英雄と呼ばれたほどです。

あまりにも生真面目で融通の利かないところはありますが、アデルは善良で誠実で高潔で、そして謙虚で礼儀正しい人でした。

 

不機嫌そうなアナスターシャに対し、お祭りのことでまだ怒っているのかとアデルは尋ねます。

昨日メイドたちと花火を見に行きたかったのに、アナスターシャの身体を心配したアデルに邪魔されて結局行けなかったのです。

残り少ない人生を引きこもって過ごすのは嫌だとアナスターシャは拗ねました。

 

治療薬が見つかる可能性もあるのだから、伯爵夫妻と自分のためにも諦めないでほしいとアデルはアナスターシャに訴えます。

いつも同じパターンで、アナスターシャはうんざりしました。

アデルは伯爵に彼女を託されたので、伯爵が戻るまでアナスターシャを守る義務があるのだと伝えます。

 

それなら自分がどこに行こうとアデルが守ってくれればいいじゃないかと反発するアナスターシャ。

アデルには運命のヒロインがいるのに…と思い言葉を飲み込むアナスターシャに、アデルは明日一緒に出かけようと提案しました。

昨日邪魔されたことを根に持っていたアナスターシャは、この悔しさをぶつけてやろうと企み、お菓子を食べ漁ります。

そのお菓子の包み紙をあえて捨てずにおいたのでした。

アナスターシャの仕返し

翌日アデルとアナスターシャはともに出かけます。

不機嫌なアナスターシャの様子にアデルは苦笑し、一緒に出かけられるだけで嬉しいと紳士的な態度を見せました。

アナスターシャは彼にあるお願いをします。

 

きっと長く生きられないので、残り少ない人生はできる限りいろんなところに行って遊びたいのです。

それでもきっとアデルは自分を邪魔するだろうと伝えるアナスターシャに、アデルは彼女のためを思ってのことだと反論しました。

本気で自分のことを思ってくれていないとアナスターシャは反論します。

 

アデルはいつもアナスターシャの意見を無視して一方的でした。

このままだと死んでからアデルを恨むかもしれないとアナスターシャは伝えます。

アデルは青ざめ、申し訳無さそうな表情でアナスターシャに謝りました。

 

そしてアデルに笑いかけ、アナスターシャが望むことを全部、自分が命をかけて叶えると約束します。

アナスターシャは内心ガッツポーズをして、今日から時間が空いたら会いに来てほしいと頼みました。

アナスターシャに嫌われていると思っていたアデルは驚きながらも嬉しそうです。

 

本来のアナスターシャは家族に対してさえ無口で冷たい性格で、憑依前の彼女はアデルに暴言を浴びせていたこともありました。

きっとアデルの前向きなところが耐えられなかったのだろうとアナスターシャは思います。

仲直りの握手をして、アナスターシャは不覚にもときめきました。

 

そろそろあの日の仕返しをしようとアナスターシャは考え、アデルにお菓子の包み紙を見せます。

それを地面に落とし、拾おうとするアデルを止めたのです。

道端にゴミを捨てるのは良くないと戸惑うアデルに、自分は悪いことをしたし反省もしないとアナスターシャは宣言しました。

 

善良なアデルをいじめて楽しむアナスターシャ。

しまいには彼にも包み紙を握らせて、それを捨てるよう頼みます。

できないと答えて狼狽えるアデルに、アナスターシャはそれができないなら今後アデルの言うことは二度と信用しないと告げました。

 

約束も守らない人を信用できるはずがないからです。

アデルの信用はこれで地に落ちたのだと告げると、アデルはショックを受けました。

さっさと踵を返すアナスターシャの後ろでアデルが彼女を呼び止め、ためらいがちに包み紙を捨て、もう一度信用してほしいと訴えます。

 

その可愛い様子にキュンとしつつ、アナスターシャは彼の手を取りました。

これからも仲良くしようと笑いかけます。

帰宅後、アナスターシャはアデルに友達以上の感情を抱いたらどうしようと懸念していました。

アデルはまだヒロインに出会う前ですが、自分はただの友達であることを忘れてはダメだとアナスターシャは自分に言い聞かせます。

アデルに惹かれるアナスターシャ

その夜、アナスターシャは夢を見ました。

お花畑でアデルと座り、彼から愛の告白とキスを受けるという夢です。

ぎょっとして飛び起きたアナスターシャは、欲求不満な様子の自分にショックを受けました。

 

アデルとヒロインの邪魔をするつもりはないのに…もやもやしてしまいます。

翌朝、アナスターシャは兄から手紙を受け取りました。

アナスターシャの病気の治療薬を見つけるため、両親と兄はそれぞれ長い旅に出ているのです。

 

アナスターシャが憑依したばかりの頃、シンクレア家は他の貴族と違って仲が良いのに、アナスターシャだけは冷たい態度で、家族に愛されている彼女の態度が少し切なくなりました。

憑依前の人生では家族に透明人間扱いされていたので、アナスターシャに憑依して初めて家族の愛を知ったのです。

なるべく笑顔で優しい言葉でシンクレアの人たちに話しかけ続けたアナスターシャ。

 

そうすれば記憶の中に笑顔のアナスターシャの姿が残りそうな気がしたのです。

アデルと親しすぎるんじゃないのかという兄からの追伸を見たアナスターシャは、夢を思い出して真っ赤になります。

まるでアデルのことが好きみたいだけどそうじゃない！と慌てて自分の思いを否定したのでした。

 

クソ真面目で頑固で融通が利かなくて、そのくせ可愛いからつい意地悪したくなって…とアデルのことを考えていたアナスターシャは落ち込みます。

まるで人の男を欲しがる嫌な女になったような気分でした。

アナスターシャはあることを思いつき、メイドのイリーナに着飾るのを手伝ってもらいます。

 

綺麗に着飾った姿でアデルを迎えたアナスターシャは、偶然を装って手をぶつけてみたり、アデルの手のひらと自分の手のひらを比べるように合わせてみたりしました。

しかしその中で、アデルはどれだけアナスターシャが着飾っても身体に触れても、全く異性として意識していないことを悟り、アナスターシャは落ち込みます。

気まぐれなアナスターシャの態度に翻弄されるアデルは…！？

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善良な主人公を闇落ちさせました1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

残り僅かな人生のキャラに憑依しても前向きなのがすごいですね！

絶世の美少女のお嬢様ともなれば、その分凝縮された人生を送ろうと思えるものかもしれません。

ただ、アデルに対してアナスターシャが気まぐれでワガママな印象でした。

美少女だからこそ許されている感があります。

 

アデルがアナスターシャに従順というか、とことん尽くしている感じも気になりました。

伯爵に頼まれたからとは言え、なぜここまでワガママに付き合って尽くしてくれるのでしょうか。

このあたりの二人の関係性もこの先明かされていきそうだなと思います。

1話～4話まとめ

今回は漫画『善良な主人公を闇落ちさせました』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

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