侯爵家の歴代最強の末息子 ネタバレ1話～4話【ピッコマ漫画】ジャック、最期から過去へ

侯爵家の歴代最強の末息子1話～4話の注目ポイント＆展開予想

新たな人生の始まり

復讐に生き、34歳で命を落とした彼。
なんと14歳に戻ってしまいます。
優しかった姉、復讐すべき兄、そして弱かった頃の自分。
彼は新たな人生をどう歩むのでしょうか？

侯爵家の歴代最強の末息子1話～4話のネタバレ

最期の時

彼は今年34歳。
まるで地獄、時々そう考えてしまいます。
一体どこで間違ってしまったんだろう、と。

もしも彼がもう少しだけ早く剣を手にしていたら、バレンティエ家が姉を帝国に引き渡さずに済んだのかもしれない。
もしそうだったら、今の彼という怪物は存在していなかったかも…。
そして、師匠と出会えることはあったのでしょうか？

何もできなかった彼を変え、たくさんのことを教えてくれた師匠と過ごした時間は彼の人生で最高の瞬間であり、彼にとっては恩人以上の存在でした。
後悔するとわかっていたら持った大切にしたのに。
本当に望んでいたのはこんなことじゃなかったのに。

その時、彼に誰かが近づく気配がしました。
かわいそうなほど震える手で剣を持つ子供。
今まで彼は子供には手を出さなかったというのに。

その子供は彼に、自分の父を彼に殺されたことを伝えました。
怪物と罵られても、今まで散々言われてきた彼はなんとも思いません。
しかし今の彼は全身に激痛が走り、もうやめようと脳がしきりに信号を送ってきます。

もう少しだけ、と彼は思いました。
そしてその子供に、ニヤリと笑いかけたのです。
マスターを皆殺しにして巨大な帝国を倒し、皇帝まで1人残さず息の根を止めた彼に怪物だなんて。

彼は子供に問いかけます。
自分が何人の命を奪ったのか知っているのかと。
少なくとも数千万かそれ以上…。

そんな彼が怪物なのは誰だって知っています。

ガクガクと震えて怯えながら剣を構える子供は、まるで彼の子供の頃のようです。
子供に名を尋ねると、ジャック・スチュワートと答えました。

奇遇なことに彼の名も「ジャック」だったのです。

子供にとっては絶対に必要だったという父親を彼は羨ましく思いました。
彼はジャックに、その剣で自分を刺すように告げます。

父の仇をうち、さらに怪物を仕留めた英雄として崇められるチャンス。

ジャックは震えながら剣を振りかぶりました。
しかし涙を流し、膝をついてしまいます。

ジャックは彼の命を奪うことが出来なかったのです。

彼はジャックの頭を撫でました。
ここで英雄になってしまえばこの先の人生は面倒なことばかり起こると。

お前は俺のようにはなるな、と。

そして、悪魔は〇んで戦争は終わったと皆に伝えるようにと話したのです。
ジャックは彼に、なぜそんな力を持って、そんな生き方をしてきたのかと問いかけました。

彼は、なぜだろうな、と呟きながら倒れたのです。

それが彼の最期でした。
彼はふと思います。

全てやり直すことができたなら、こんな悲惨な結末を変えられるのではと…。

血のつながりがあるのか疑わしい父と、彼の誕生と同時に亡くなった母。
美しいと評判の姉と、彼をいじめていた兄。

そして「ジャック・バレンティエ」の名を捨てた自分。

剣鬼となって戦争を起こし、復讐のためにトゥルカン帝国を倒し、怪物として常に勝利を掴み取っていた彼。
目的を全て達成したからこそ、最期の瞬間を受け入れました。
しかし…。

過去へ

目が覚めた時、彼は過去に戻っていたのです。
テスラン王国のそれなりに名高い一族バレンティエ侯爵家。
親国王派に属する一族。

彼はその一族の3番目の子、末っ子でした。
本来であれば、当主という地位に執着しなければ一生遊んで暮らせるはずの立場です。
しかし彼は侯爵家の片隅にある離れとも呼べる場所に住んでいました。

味方になってくれる家臣や家門のいない末っ子を隠すための場所。
ここにいるのは彼と執事のローン。
そして彼を監視する10人の兵士たち。

彼はこれから何をしようかと考えました。
14歳に戻ったものの、計画などあるはずもありません。
マナもなく、手のひらのマメすらない、同い年の貴族と比べるとレベルの低い体。

兄との関係

彼が考え込んでいると、突然後ろから殴られました。
それはこの侯爵家の2番目、兄のペイローンです。
彼がマナの修練をできなかったのは、ペイローンの脅迫と暴力のせいだったのでした。

気弱だった彼は、兄に利用価値がないと言われ、剣法も魔法も修練を禁止されたのです。
人間の役目すら果たせない侯爵家の3番目の子供として平民にまで馬鹿にされる始末。
その首謀者はペイローンと彼の母方の一族マンティス伯爵家でした。

しかしペイローンには呆れます。
この家の一番上は姉なのです。
姉は女というだけで一族の後継者にはなれませんでしたが、唯一、彼を気遣ってくれたのでした。

後継者になれなかった美しき侯爵家の長女の運命は決まっていました。
父の決めた相手と結婚し、跡継ぎを産む人生。
その姉を利用したのがペイローンだったのです。

思わずペイローンを睨みつけた彼に、ペイローンが激昂しました。
しかし彼は殴ろうと手を振り上げたペイローンを返り討ちにしたのです。
怒りのあまり、マナを引き出そうとするペイローンの前に立ちはだかったのは、ローンでした。

しかしペイローンはローンを張り倒します。
彼はローンの心配はしませんでした。
なぜならローンは隠し事の多い男だから。

彼はそのまま激昂するペイローンに攻撃を開始しました。
マナもなく、子供に戻った彼でも負ける自信はありません。
マナで体を覆っているペイローン、頭も例外ではないでしょう。

彼はペイローンの頭を攻撃し、気絶させました。
剣を抜こうとする兵士たちを黙らせ、彼はペイローンの頭を冷やしてやると噴水に顔を突っ込んだのです。
ジタバタと苦しむペイローン。

兄の所業

ペイローンは姉が帝国に嫁に行ったあと、父を毒〇。
侯爵家の当主になってからは帝国の力を後ろ盾にして悪事を働いていたのです。
その結果、バレンティエ家は静かに滅びていきました。

彼は父の復讐や一族に未練はありませんでしたが、姉が犠牲になって得たチャンスを台無しにされたことが腹立たしかったのです。
姉は頭が良く、心優しい女性だったのに。
汚い噂のあるろくでなしの第4皇子に嫁いだ姉は自分の境遇を察したことでしょう。

姉は家族を大切にする人だったから、どんな仕打ちにも耐えました。
しかしあんな最期をむかえるとは…。
こんなことを考えていたら怒り狂って〇んでしまいそうです。

涙を流しながら助けを求めるペイローン。
前世で飽きるほど目にしてきた、〇の恐怖に囚われた者が見せる表情。
彼はそのままペイローンをいたぶり続けました。

しかし彼をローンが止めたのです。
彼は青筋を立てながらもローンの言う通りに手を止め、兵士たちに片付けておくように命じました。
そんな彼のことは、あっという間に屋敷中で大騒ぎになったのです。

侯爵家の歴代最強の末息子1話～4話の感想＆次回5話～6話の考察予想

始まりました、復讐に燃える男の2度目の人生！
彼はこれからどう生きていくのでしょうか？
いきなり兄を攻撃していましたが、大丈夫！？

まだ父も姉も生きているはず。
であれば彼がすべきことはまず姉の結婚を止めることでしょうか？
それとも父を味方につけること？

未来を知っている男がどういう選択をするのか！？
次回からが楽しみですね！

1話～4話まとめ

今回は漫画『侯爵家の歴代最強の末息子』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

≫≫次回「侯爵家の歴代最強の末息子」5話～6話はこちら