
原作SWAN先生、漫画ユンへ先生の作品・漫画「アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜」はピッコマで絶賛配信中です。
「アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜」1話~10話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
信じていた人たちに裏切られて絶望のまま命を落としたアイリスは、前世の日本人の記憶を取り戻すとともに、なぜか過去にタイムスリップして…!?
アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜1話~10話の注目ポイント&展開予想
夫の手で命を落としたアイリス。しかしその記憶と前世の記憶を持って過去へ!?
死んだ後、前世の記憶が蘇った状態で過去に戻ってきたアイリス。
自分を裏切り陥れた人々への復讐の決意を固めます。
復讐のためには力が必要でした。
アイリスは復讐のために、虎視眈々と力を手に入れていく準備を進めます。
その中で、アイリスは前世で慣れ親しんだスマートフォンを手に入れました。
アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜1話~10話のネタバレ
殺されたのに過去へ戻ってきた!?前世の記憶まで
アイリス・フォレストは反逆の罪を着せられ、自分の夫の矢に射られて命を落としてしまいます。
痛みと絶望の中で目を閉じ、次に目を開くと宇宙のような不思議な空間にいました。
様々な映像が光っては消えています。
アイリスはきっとこれは走馬灯なのだと納得しました。
貴族に生まれつき、夫の手で殺されるまでなかなか波乱万丈な人生だったとアイリスは考えます。
特に人には恵まれませんでした。
愛を誓ったにもかかわらず、何の感情も籠もっていない瞳でアイリスを殺した夫、ハワード。
その夫と、アイリスの全てを奪った女、ネラ。
家族といいながら裏切った叔父…。
それでも母親の微笑みは優しくて大好きでした。
パッと映像が消え去り、ついにこのまま人生を終えるのかとアイリスは涙します。
しかし、今度は別の映像がアイリスの頭の中に滝のように流れ込んできました。
自動車、パソコン、学校の制服…これらは全て見たことのないものです。
「この世界」にはないものでした。
その映像の中で華奈子と呼ばれている映像を見てハッと気が付きます。
白石華奈子というのはアイリスの前世の名前でした。
今の映像は全て前世の記憶です。
アイリスはそこで気を失ってしまいました。
過去に戻ってきたアイリスは、自分を陥れた人々への復讐を決意する
ふと気付くと、アイリスはベッドの上にいました。
間違いなく矢が刺さって走馬灯までしっかり見たのに傷も全くありません。
侍女からはグライフ卿と出かけた先で湖に溺れたのだと聞きました。
自分の姿や周囲の環境から、アイリスは自分が過去に戻ってきたことを悟ります。
過去に戻ってきただけではなく、26年間分の前世の記憶もあり、この世界の未来の出来事の記憶もありました。
つまり従兄弟であるネラをはじめ、過去にアイリスを裏切った人たちとこの先顔を合わせることになるのです。
帝都でフォレストの名を持つのはたった4人でした。
先代フォレスト侯爵の一人娘だったアイリスの母と、婿養子だったアイリスの父、父の連れ子で兄のアナキン、そしてアイリスです。
仲の良い家族の幸せは、突然の両親の死によって終わりを告げます。
アナキンは連れ子であることから家臣たちの反発を受け、アイリスを置いて去ってしまいました。
独りぼっちだったアイリスに手を差し伸べたのは、叔父のミサーラ子爵だったのです。
ネラはミサーラ子爵の娘でした。
要領の良いネラは周囲の人から好かれるタイプです。
しかしネラはハワードと不倫していました。
アイリスは過去にその現場を見てしまったのです。
ネラの母であるミサーラ夫人はいつもアイリスを邪魔者扱いして冷たく当たり、過去に戻る前には侍女を殴り殺したことがあります。
アイリスは叔父一家を含め、過去に自分を裏切った人たちへの復讐を決意しました。
以前は周囲の人の顔色を伺ってオドオドしていることが多かったアイリスですが、もう容赦しません。
颯爽とネラのおねだりを断り、ミサーラ夫人の文句にも言い返してみせます。
これまでにない態度に二人は唖然としました。
しかし、こんな程度ではいけません。
叔父一家と現在は婚約者で将来夫となってしまうハワードの家族、そして彼らがアイリスを陥れるのを手助けしたリザ皇妃。
彼ら全員を裁かなければ、せっかくの新しい人生に意味がなくなってしまいます。
しかし全て権力者、または後の権力者です。
到底アイリス一人では太刀打ちできません。
ならばそれらに対抗できる力を持つ人と手を組むべきとアイリスは考えました。
復讐のために力をつけるべき!アイリスが手を組みたい相手は?
帝国を牛耳る勢力に立ち向かえる唯一の集団に会うため、アイリスは動きます。
大陸初の銀行頭取になる金融業者のダニ―。
天才魔道士であるテリア・オパール。
首相候補と言われる四人衆の参謀、リュウ。
それらを束ねるのが帝国唯一の侯爵であり、先帝の一人息子であるイアン・ヴァレンシアガ・ローヘンハイム。
彼らはローヘンハイムの四人衆と呼ばれ、後に国の中心人物となります。
一見ただの生地屋にアイリスは訪れ、常連しか知らないはずの合言葉を口にします。
生地屋は実は情報屋であり、その場にいた男性二人と立派に交渉してみせました。
男たちは、アイリスがなぜこんなに内情に詳しいのかと訝しく思っています。
四人衆の情報を求める理由を聞かれたアイリスは、咄嗟に「ヴァレンシアガ公爵に一目惚れしたから」という言い訳を口にします。
その場に変な空気が流れました。
それもそのはず、アイリスは顔を知りませんでしたが、実は対峙している男の一人がヴァレンシアガ公爵であるイアン本人だったのです。
しかし、彼は名乗らないまま依頼を受けることにしました。
アイリスが過去に戻ってきた瞬間、湖で溺れている彼女を助けたのはイアンだったのですが、彼女はそれも知りません。
男のうちのもう一人も、四人衆であるダニーでした。
後日、街でダニーを見かけたアイリスは彼を尾けました。
ダニーの行き先だった魔道具競売場に訪れます。
その場にはイアンもいて、アイリスは彼らと合流しました。
様々な魔道具が競り落とされるのを興味なさげに見守っていたアイリスですが、最後の品になって目の色を変えました。
周囲はゴミだと気にも留めていませんが、アイリスは何が何でも競り落とすつもりでした。
そこにあったのはスマートフォンだったのです。
スマホを手に入れたアイリス
幸い、スマホはきちんと使うことができました。
バッテリーに魔力の石を使っているため、充電の必要がないようです。
そのスマホの中には、前世で聞いたことのある名前が載っていました。
史上最高の知性を持つ少年としてニュースにも取り上げられていた、新田功一という名前です。
どうやら新田功一がこのスマートフォンを改造し、使えるようにしてくれたのだとアイリスは察しました。
思いがけず最高の収穫を得たアイリスは、さっそくスマホで様々な機能を試しました。
こちらの世界の人には魔法を使っていると見られるらしく、「術師」ではないかと言われます。
スマホがあるとは思ってもいなかったので、もしかしたら他にも前世で知っている機器が存在するかもしれません。
スマホが描かれた絵画が存在すると競売場で聞いていたアイリスは、情報収集のために美術館に訪れました。
しかしそこで、美術館の贋作騒動に巻き込まれることとなってしまいます。
その渦中にいたのは、過去で知っていた下品で卑劣な男であるベルテーヌ伯爵でした。
子どもに手を挙げたベルテーヌ伯爵を見過ごせず、アイリスが割って入ります。
アイリスを殴ろうとしたベルテーヌ伯爵でしたが、イアンの登場によって固まりました。
周囲はヴァレンシアガ公爵の突然の登場に静まり返り、アイリスはその反応を不思議に思っていました。
子どもが贋作をベルテーヌ伯爵が売ろうとしていたと主張しているのをアイリスが聞き入れ、アイリスも贋作の可能性が高いとイアンに進言します。
贋作と断定できるのかという問いに、アイリスは一時間ほしいとお願いしました。
贋作だと断定するのは数日かけても難しいため、イアンは頷きます。
アイリスはスマホで贋作の鑑定について検索しました。
それを目の当たりにした周囲の人間は、本当に術師なのではないかという思いを強めます。
贋作の鑑定方法はスマホで分かるものでしょうか?
アイリスは贋作の断定についてどう伝えるのでしょうか。
続きはピッコマで!
アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜」1話~10話の感想&次回11話~20話の考察予想
ファンタジーが舞台のお話はたくさんありますが、貴族とスマホが一つの作品で同時に存在しているのは初めてでした!
前世の記憶があって過去に戻ってきたため、アイリスは日本語も読めるのです。
この世界ではまず使われることのないスマホ。
現代では手放せないスマホですが、この世界ではどう武器にするのでしょうか?
続きが楽しみです!
1話~10話まとめ
今回は漫画『アイリス〜スマホを持った貴族令嬢〜』1話~10話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
1話~10話の内容をサクっとまとめると
- アイリスは夫の手によって命を落とします。
- 前世の記憶が蘇り、さらに過去に戻ってきました。
- 決して同じ轍を踏むわけにはいかないと、アイリスは新たな人生で復讐を決意します。
- さらに、前世で馴染み深かった心強い武器を手にしました。
- スマートフォンです。