原作R. W. Eun先生、漫画SOY MEDIA先生の作品・漫画「赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける」はピッコマで絶賛配信中です。
「赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける」19話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
古代アトランティズ帝国の滅亡について何度も読み返すニセフォルは…?
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赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける19話の注目ポイント&展開予想
アトランティズの滅亡
ニセフォルは何度もある資料を読み返していました。
もう内容を暗記しているほど同じ文面を読んでいるのに、何度も読んでしまうその資料は古代アトランティズ帝国の滅亡に関する資料です。
当時アトランティズは一瞬にして巨大な波に呑まれ、沈んでしまったのでした。
自分の知らない当時の恐慌を思い、ニセフォルはため息をつきます。
赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける19話のネタバレ
何度も読み返す資料
ニセフォルは招待状の山を暖炉に投げ込みました。
魔塔主と大賢者はいつも大量の招待状を寄越して飽きないのだろうかと呆れながら…。
暖炉の前にいたニセフォルを心配したアベルが彼女を抱き上げ、今日は何をして遊ぼうかと笑いかけます。
ゴロゴロすると答えたニセフォルはベッドに寝かせてもらい、アベルに「アレ」をもらいました。
出してもらったのはしわくちゃになるほど読み込んでいる、古代アトランティズ帝国の滅亡に関する資料の筆写版でした。
巨大な怪物のように怒っていた巨大な波が国を覆い、国は瞬く間に沈んだそうです。
本来海期に入る時は足元から徐々に海水が増えて国全体を覆っていましたが、突然城が海水に覆われたならひとたまりもないでしょう。
全て覚えるほど読みつくしたのに、何度読んでも辛くなり、ニセフォルはため息をつきました。
さらにその下には、初代皇帝カオルタンの自責の念が綴られています。
カオルタンの言葉
ニセフォルは適当に読み飛ばし、次の文章に目を落としました。
カオルタンが何かを書きかけたくせに、途中で止めてしまっているのです。
全部言えと苛立つニセフォル。
その下には、アトランティズが滅亡した後のカオルタンの動きが綴られていました。
アトランティズ国の民たちは完全な陸の生活を余儀なくされ、頼る存在を必要としていた民のためにカオルタンは宗教を設立したそうです。
今この国には大地の神を崇めるラ・メット教しかありませんが、何の宗教だったのだろうとニセフォルは首を傾げました。
自分の手でアトランティズそのものであるタラッサを封印しておきながら、アトランティズ国は永遠とのたまう神経も理解できません。
荒ぶるニセフォルのためにアベルがジュースを取りに行ってくれました。
毎日彼女をこき使っていることに罪悪感を抱いているところへやって来たのはヒベルクです。
ナマケモノだと罵倒する彼にムスッとしながら、暇なのかとニセフォルは尋ねます。
正式に公爵になったくせに度々会いに来るのです。
ヒベルクは暇じゃないと答えながら、育児書籍でこの時期が最も発育に重要らしいと伝えて、絵の具とパレットで遊ぶようニセフォルに渡しました。
感受性を高めるのに役立つそうですが、キャンバスもないのでニセフォルは困惑します。
ふと隣に座るヒベルクの横顔を見たニセフォルはいいことを思いつき、絵の具で汚した手でヒベルクの頬を触ってやりました。
ヒベルクがため息をついて頬を拭いているところへアベルが戻って来て…!?
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赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける19話の感想&次回20話の考察予想
タラッサが封印された後のアトランティズ帝国の滅亡なんて、タラッサ本人からすれば地獄の歴史でしかないでしょう。
それでも知ろうとするニセフォルの心を思うと胸が痛みます。
カオルタンは自分が犯した罪のせいだと自責の念に駆られていたようで、そこはいい気味でした。
ただ彼が悪いので彼の子孫まで苦しむ必要はなかったのになと思います。
そしてヒベルクが可愛いです。
最高にクールかつツンデレでした。
わざわざ絵の具を用意しているところを想像すると微笑ましいです。
19話まとめ
今回は漫画『赤ちゃん公女様は狂人たちを手なずける』19話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
19話の内容をサクっとまとめると
- ニセフォルはアベルに、何度も読み返している古代アトランティズ帝国の滅亡に関する資料をもらい、もう覚えている内容を読みました。
- 一瞬で波に呑まれた当時の民たちの焦りを思い落ち込むニセフォルでしたが、モヤモヤするカオルタンの手記に苛立ちます。
- そこへヒベルクがやって来て、ニセフォルの感受性を高められるようにと絵の具のおもちゃを渡してくれました。