キミと越えて恋になる ネタバレ1話【マンガMEE】獣人の繋と人間の万理。初めての感覚に戸惑って気になって？！

キミと越えて恋になる1話のネタバレ

出会った獣人と人間

西暦20XX年5月。

少女は息を切らしながらかけて行きます。

途中人にぶつかり頭を下げるも、再び走り出すのです。

 

溢れかえる人混みの人間社会にほんの少しだけ混じる獣人という生き物。

 

少女は横を通り過ぎた獣人を背に走り続けます。

昔より見かけるようになったな、近くをすれ違ったのは初めてかもしれない。

そう思うも、今は遅刻だ！と思い直し学校への道を急ぐのでした。

 

その頃学校では教師が、今年から自校・四之葉高等学校にも特例生が始まったと話し始めています。

特例生がわかる人、という教師の質問に手を挙げた生徒は答えました。

 

獣人用の教育プログラムのひとつ

良く知っているな、獣人はいわば希少種で昔の実験で生まれ彩玉県の一ヶ所に集め監視されている種族だ、と続けます。

彼らも塀の向こう側で人間と同じように暮らしている、人間側に行き来する事も多いので人間社会を学ばせようというのが特例生だ、そう説明するのです。

 

ざわつきだした生徒から、獣人は凶暴なのが多いと聞きました～という質問に対して教師は大丈夫だと言います。

国が審査した獣人だけが5月から入学できる。

その教師の言葉に5月って今日から？！と声が上がりました。

 

ようやく学校の門付近についた少女は肩で息をしながら、間に合った、と顔を上げてみるも閉まっている門にショックを受けます。

奥の手だとある場所へ向かって歩き始めるのです。

 

すると木の枝で顔だけ隠れた学ランの生徒を見かけます。

少女は、遅刻なのかとその男子に質問しました。

 

肯定する男子から迷っていたら閉まってて・・・と答えをもらう少女は、ここは他より塀が低いので行けますよと持っていたリュックを塀向こうへ放り投げるのです。

男子生徒はそこを越えるのか？とすでによじ登っていく少女の背中に問いかけます。

 

はいと答える少女は塀に乗ると男子生徒に手を伸ばして笑顔になりました。

ここの生徒なら大丈夫、一緒に越えちゃいましょう

 

初めて見た男子生徒に目を奪われる少女。

そこには狼の容姿をした獣人がいたのでした。

伸ばしたまま呆ける少女の手をとり、獣人は軽々と塀に乗ります。

 

少女の横でありがとう決心がついた、と言うと塀から降りて敷地へ。

初めての獣人に心臓をバクバク鳴らせながら、少女は掴まれた手を見つめ手冷たかったと思うのです。

 

固まってままの少女に降りないのか？と質問する獣人に慌てて答えにならない返事をする少女。

その様子から降りられないのか？と聞くとすぐに少女を抱き寄せて降ろしました。

ぽそっと軽・・・と耳元で呟く獣人は少女を離すと、じゃ・・・と去って行きます。

 

混乱する少女は教室へ向かいました。

入ってきた少女に友人たちは万理まだHR終わってないよ、先生はプリントを取りに行ったと話しかけます。

しかし、落ち着きのない万理の様子に2人でどうしたのか聞くのです。

万理も混乱が治まらないために、何から伝えればいいか・・・と言いました。

 

そこへ騒ぐなと教師が入って来る後ろから先ほど会った獣人の男子生徒が入って来ます。

教師は先ほど話した特例生の子だと獣人を紹介します。

このクラスで一緒に勉強する・・・

飛高繋です、よろしくお願いします。と繋は教師の言葉の後に続いて自己紹介を済ませました。

 

席は・・・朝霞万理の隣だと万理にいいかと聞く教師に、慌ててはい！と返事をします。

一瞬目を丸くさせる繋ですが、すぐに席につくと万理によろしくと挨拶するのです。

 

教師は、飛高は同じ16歳だからクラスメイトとして仲良くするように、と言って次の動作に入って行きました。

繋を横目で見る万理。

いつも綺麗だと眺めていた窓から見える大空が大きなカベで覆われた。

気になる万理と怒れない繋

早速ざわつきが止まらない教室。

近隣のクラスからも獣人を見ようと生徒が出入口でざわついています。

 

万理は周りの騒ぐ様子にどうしたらいいのかわからないと悶々するのです。

しかしそこで降ろしてもらったお礼を言わなくちゃと思い出します。

 

同時にクラスの男子が繋の席に近づくと、犬種の獣人はほぼ犬だろ？犬と会話できんの？と繋に問いかけました。

ざわっとする万理はそれは侮辱だと心の中で叫ぶのです。

 

ゴスっという音がするとむすっとした顔の黒髪の男子が、質問をしたクラスメイトの頭を叩きました。

相田いてーなと言う相手に、お前超失礼で非常識だ、と諭すと理解したのか繋に小さく謝ります。

気にしていない繋は実は犬は見た事ないから、会えたら話してみると答えるのです。

 

すかさずここは怒るところだと相田は言います。

その言葉に繋は怒れないのだと答えました。

 

相田は引っ掛かった言葉に踏み込んだ質問を繋にするも答えてもらえない相田。

めげずに相田雪紘だと繋に自己紹介しました。

 

万理の印象に残った繋は、大きな体で目立つ容姿だけどその日は誰よりも勉強していたそう。

 

帰り道の橋を歩く万理は一日中隣を気にしていた事に悶々するのです。

今までの自身の生活に少し違うものが埋まっている。そう感じる万理。

 

小さくため息をついて川を見た万理は思います。

明日は話せるかな・・・と。

 

そこへ、万理の後ろから獣人がいるとの声が聞こえてきたのです。

振り返った万理の視界に繋の姿があります。

 

繋の前に2人の男性が立ちふさがり、行く手を阻みました。

通れないのですがという繋の言葉に2人は悪態をつき、中傷的な言葉を浴びせていきます。

 

すみません、通りたいので通してください。

そう素直に告げる繋に譲る気のない態度の2人。

万理は怒った表情で繋たちの元へ歩を進めます。

 

挑発するように繋に暴言を吐く2人の横の手すりに乗り上げるとそのまま走り出す繋。

飛び降りようとした場所にちょうど万理がやってくるのです。

 

瞬時に今降りたらコイツを踏んでしまう。と思った繋は足を滑らせ橋から落ちてしまいました。

逃げていく2人の男性を気にも留めず、万理は私のせいだと青ざめて川を見下ろします。

慌てて様子を見に行くも、なかなか姿を見せない繋に万理は戸惑いました。

 

どこか打ったのか？獣人はそもそも泳げるのか？ああもうっっと飛び込んだところで、万理を抱き上げて勢いよく水面から繋が現れます。

お前何やってんの？

 

岸に上がった2人。

繋の質問に万理は助けようとしてと答えました。

 

危ないからやるなという繋の言葉に私のせいで落ちたからと万理は言います。

しかし繋は俺が足を滑らせただけだと言い返すのです。

 

泳げないかもと思ったという言葉には泳げると、ムキになる万理ですがありがとうと勢いよく伝えました。

今朝降ろしてくれたのもとお礼を言います。

 

万理の話の途中で何か大きな音がするのです。

ふと視線を落とすと、繋のしっぽが元気に動いていました。

 

ハッと気づいた繋は抑えるように尻尾を掴みます。

人間にお礼とかは初めて言われたから・・・俺もありがとう、心配してくれて。

顔を赤くして照れる繋は後ろ頭をかきました。

 

万理はさっきはどうして怒らなかったの？と聞きます。

むかつくけど人間が思う当たり前を否定して怒鳴ったらもっと獣扱いされる。

 

ヒトでいたいから周りの普通を受け入れたいだけ、だから怒れない。

そう言った繋は大きくくしゃみをするのでした。

急接近の2人

万理の家に来た繋。

川に落ちたと言うまで状況に戸惑っていた母親を見てやっぱり帰ると言い出します。

引き止める万理との攻防を続けていると母親からあの川は汚いから感染症になると言われ素直に家に上がるのでした。

 

お礼を言う万理に獣人だけど大丈夫なの？と聞く母親。

万理に来てと言われます。

 

一方、繋は目の前にいる子犬を見て挨拶をしました。

繋の言葉にきゃうん、きゃんきゃん、という鳴き声しか返さない朝霞家の飼い犬。

 

最後には繋にお腹を見せる始末。

思わず笑う繋はお腹を撫でながらわかんねーな、会話失敗だと言うのです。

 

その様子を母親と見ていた万理。

飛高くんはクラスメイトだよと言います。

誰よりも当たり前と普通に敏感な優しい男の子だと思いました。

 

洗面所の扉をノックして入る万理。

シャワーを浴びるために服を脱ぎかけていた繋に来ているシャツを洗濯したくてと言いかけるも、入っているときに来るべきだったと思います。

 

あとで、と言ってシャツを脱いだ繋の裸の上半身を見て一気に万理は真っ赤になりました。

 

何で脱ぐの？！と慌てると、洗うんだろ？と繋は答えます。

洗濯機に洗剤を入れていく万理は、おかしいと思いました。

 

下は履いてるけど裸・・・プールとかでも男子の上半身は見るし？！と自身を納得させる万理。

ちらりと繋を見て、獣人は毛で覆われているのだと知ります。

腹筋も割れてて体も大きい・・・と考えが巡る自身を変態みたいだと思考をやめさせました。

 

棚の上にある洗剤を取ろうと手を伸ばす万理の後ろからこれ？と繋が目当ての洗剤を取ります。

 

万理の頭に繋の毛並みがふわりと触れました。

真っ赤になって見上げる万理。

 

朝霞、これで合ってるか。言い終わらない内に万理へと向いた繋の鼻先と万理の鼻先がとんっと当たるのです。

お互いに大きく反応すると離れました。

 

ぎこちなく謝る2人。

万理からまたあとでと言って洗面所から出て行きます。

扉を閉めたまま鼻を触る万理。

 

シャワーを浴びながら鼻を触る繋。

朝霞は変な奴・・・と思う反面、甘いニオイがした。と先ほどの事を思い返しました。

 

何か腹にクる嗅いだ事のないニオイ。

なんだこのドキドキ・感覚・・・。

 

顔を赤くする2人は同じことを思うのでした。

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キミと越えて恋になる1話の感想＆次回2話の考察予想

繊細な主人公と優しいヒロイン。

最初の時点でなぜだかもうお似合いだと思ってしまう繋と万理でした。

 

新たに見える繋の一面には万理だけではなく、読者もドキドキしてしまう表情が多く感じます。

そして何よりももふもふしたい！と思う獣人の毛並み！尻尾！最高な漫画です。

 

さて、初めての感情とニオイを覚えた2人。

これからその感情を知っていくのでしょうか？

 

さらなる急接近があるならはっきりしますね！

次回を楽しみに待ちましょう！

1話まとめ

今回は漫画『キミと越えて恋になる』1話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話の内容をサクっとまとめると

≫≫次回「キミと越えて恋になる」2話はこちら