
原作Yeoiha先生、漫画Anto先生、Kong ll先生の作品・漫画「優しい主人公の仮面をはがすと」はピッコマで絶賛配信中です。
「優しい主人公の仮面をはがすと」62話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
~いつも誕生日近くなると熱を出していたユリシス。幼い頃の癖は今も健在なようです。そしてその熱を誰にも言わないで1人で苦しんで下げることも癖になっていました。~
優しい主人公の仮面をはがすと62話の注目ポイント&展開予想
熱を出したユリシス
これまで、誕生日近くに高熱を出すのが恒例だったユリシス。
彼は誰かに心配されることや関心を向けられることが嫌だったため、1人で熱も対処していたようです。
今回もそうしようとしていたのですが、ヨイデールには気付かれていました。
ユリシスはペアリングの魔法のいい所に気付きます。
優しい主人公の仮面をはがすと62話のネタバレ
ユリシスの寂しい幼少期
ユリシスは夢を見ていました。
夢の中で、幼いユリシスは母親に拒絶され、悲しそうに俯いています。
千年以上前の出来事なのに、いまだに鮮明に思い出されるのです。
ユリシスは政略結婚だった両親には、何も関心を寄せられなかった寂しい幼少期を経験していました。
だから、誕生日が近付くと高熱が出るという、昔からの癖があっても1人で苦しみ、1人で熱を下げていたのです。
人から関心を向けられたり、無駄に心配されることに、ユリシスは嫌悪感を抱いていました。
ヨイデールの看病
ハッと目を覚ましたユリシスは、はっきりしない意識の中、水を探します。
柔らかい感触と驚きの声に、ユリシスは覚醒しました。
執務室のソファーで、いつの間にか体を横たえていたユリシス。
そのユリシスの様子をヨイデールが看ていたのでした。
ヨイデールは起き上がったユリシスに、食事を持ってきたと待つように言います。
食事を拒否し、このくらいの風邪は何ともないと言うユリシス。
ヨイデールは手を止め、ユリシスに向かって、こんなに熱があるのにちゃんと休まないのはダメだと声を荒げます。
ユリシスは冷静に、自分の体調が悪くても迷惑を掛けることはないと言いますが、ヨイデールはただ心配なんだと呟いたのです。
ユリシスの心境の変化
食事の用意をしてその場に座ると、ヨイデールはユリシスにスプーンを差し出します。
ずいッと口元までスプーンを持ってこられ、ユリシスは思わず口を開けました。
一口ずつ食べさせるヨイデールに、神獣と同列扱いかと不愉快になるユリシス。
自分で食べるから、ヨイデールには部屋に戻るように言いますが、ヨイデールはユリシスが寝室で休むのを見届けるまで譲りません。
ペアリングにもいい所があると気付いたユリシス。
ヨイデールはそれを聞き、自分がユリシスに助けてもらったのと同じだと呟きます。
とその時、雪が降ってきました。
綺麗だと笑顔を浮かべるヨイデールに、ユリシスはその雪が今まで見たどんな雪よりも美しく見えたのでした。
優しい主人公の仮面をはがすと62話の感想&次回63話の考察予想
両親どちらにも愛情を向けられなかったユリシス。
そんな彼を優しく包むようなヨイデールの優しさは、今のユリシスにはとても響いたと思います。
何より、今まで見ていた景色が美しく変わるということは、この時点で自覚があるなしに関わらず、ヨイデールを好きなったのではないでしょうか。
恋をすると、景色が変わるとはよく言ったものです。
心配されたり、関心を持たれるのが嫌だったのは、今までそれを得られなかったことの裏返しで、本当は関心も心配も両親に求めていたのでしょうね。
幼い頃のユリシスの気持ちを想像して、とても辛い気持ちになります。
少しでもその気持ちが今回癒されたんじゃないかなと思いました。
次回はいよいよユリシスの誕生日でしょうか。
どんなプレゼントをヨイデールが準備しているのか、とても楽しみですね!
62話まとめ
今回は漫画『優しい主人公の仮面をはがすと』62話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
62話の内容をサクっとまとめると
- ユリシスは幼い頃の夢を見ていた
- 誕生日近くなると高熱を出すユリシス
- いつも一人で対処していた彼は、今回はペアリングのせいでヨイデールに気付かれた
- ユリシスを心配するヨイデールを見て、ユリシスはペアリングのいい所を発見した