
原作humpback whale先生、漫画nani先生の作品・漫画「偽物公女の逆転劇」はピッコマで絶賛配信中です。
「偽物公女の逆転劇」23話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
シーシが魔法使いとして覚醒したのは…?
偽物公女の逆転劇23話の注目ポイント&展開予想
絶望を味わった過去
魔法使いとして覚醒するには、深い絶望を味わうことが前提でした。
悪用を防ぐため、一般的には隠されている条件です。
シーシはオデットの固有魔法が何なのか知るために他の人のケースを知ってみてはと自分のことを話してくれます。
それは想像以上に凄惨な過去で、オデットは胸を痛めました。
偽物公女の逆転劇23話のネタバレ
シーシの過去
シーシの故郷は帝国と違い、小さくて貧しい村でした。
生きていくことに必死で村に治安部隊もなく、ある日盗賊団が村に火を付け、金目のものを奪って人々を〇すという事件が起きます。
村は火と人々の血で赤く染まり、シーシの両親は娘たちだけでも助けようと、シーシと妹を小さな隠し部屋に押し込みました。
絶対に外へ出ないよう言い聞かせる二人の言う通りにしましたが、愛してると伝えればよかったとシーシは今も悔やんでいました。
隠し部屋で長い時間息を潜め、シーシは妹を抱いて火の熱と煙に耐え続けます。
シーシは妹の体がいつの間にか冷たくなっていることに気付いて必死で呼びかけますが、妹は返事をしません。
幼かったので煙に耐えられなかったのでしょう。
何日か過ぎて、外から救助隊の声が聞こえました。
シーシは妹を抱いて部屋の外へ出て叫ぼうとしましたが、煙を吸いすぎたせいで声が出ません。
目の前に救助隊がいるのに自分がいることを伝えられず、何もできずに死んでいくのが悔しくてたまりませんでした。
その時シーシの体の下に魔法陣が現れ、助けを求める声を出すことができたのです。
後にあれが魔法だったと気付いたのでした。
その後魔塔から迎えが来て、シーシは迷わずその手を取って魔塔へ来たのです。
そうして立派に育って今のようにかっこいい魔法使いになったのだとシーシは話を締め括りました。
ショックを受けたオデット
壮絶な過去に、オデットは慰めの言葉をかけることすら躊躇して言葉を失います。
想像を絶する苦痛だっただろうと思い、オデットは俯きました。
やはり暗すぎたかとシーシは気まずそうに笑い、ごまかすように固有魔法が便利だろうとシャイタンに話しかけます。
シャイタンも笑って頷き、今朝の伝書鳩から自分の声を届けたのもシーシの固有魔法から派生したものであることをオデットに話しました。
魔法使いの固有魔法は本人しか使えませんが、研究を通じて原理を究明することで誰もが使えるように普遍化することができ、シーシは向上心が強いそうです。
気まずくなった様子のシーシはそろそろ研究に戻ると伝えてシャイタンに後のことを押し付け、逃げ出しました。
シーシは狡賢いのだとシャイタンはため息をつき、シーシがオデットを気に入った様子であることを伝えます。
長い付き合いのシャイタンでも、シーシの過去をこんなに詳しく聞いたのは初めてだったのでした。
結局ずいぶん時間が経ってしまったので、続きは今度にして公爵に心配をかけないようシャイタンはオデットを家まで送ってくれることになります。
直接自分の部屋に瞬間移動したことにオデットは驚きますが…!?
続きはピッコマで!
偽物公女の逆転劇23話の感想&次回24話の考察予想
シーシの明るい態度からは考えられないほどつらい過去でした。
当たり前のことですが、皆何かしら傷を抱えているんですよね。
特にこの世界の魔法使いは絶望を経て覚醒しているということなので、オデット同様むやみに聞けない気がします。
現在のシーシもまだ若いのに、遠い昔でもない過去をこんなに明るく話せるのはすごいですね。
盗賊団への復讐は考えたりしないのでしょうか。
こうなってくるとシャイタンの過去も気になってきます。
きっとそのうち明かされることになるでしょうね。
23話まとめ
今回は漫画『偽物公女の逆転劇』23話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
23話の内容をサクっとまとめると
- シーシはかつて住んでいた村を焼かれ、両親と妹を亡くしたことで、魔法使いとして覚醒したということでした。
- 壮絶な過去を聞いたオデットは胸を痛め、シーシは慌てて明るく振る舞い、自分の固有魔法についてシャイタンに話を振ります。
- しかし空気を変えきれず、気まずくなったシーシは逃げてしまい、シャイタンはシーシがオデットを気に入ったようだとオデットに伝えました。