
原作Solgit先生、漫画PuNyang先生の作品・漫画「悪党の正しい育て方」はピッコマで絶賛配信中です。
「悪党の正しい育て方」27話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
自分の可能性と向き合ったハンナは…?
悪党の正しい育て方27話の注目ポイント&展開予想
ハンナとセジャールの主張
かつてハンナに聖力検査を勧めていたのはセジャールでした。
それを断り、神官になりたくないからと説明していたのもハンナです。
しかしここに来て二人の主張は真逆に…。
ハンナは苦しむ人々を見過ごせず、セジャールはハンナが子供たちと引き離されるのを懸念していたのです。
悪党の正しい育て方27話のネタバレ
ハンナは聖力の検査を決意して…
もし本当に自分に力があるなら、今この時のために与えられたものではないだろうかとハンナは思いました。
立派な人間愛や自己犠牲の精神ではなく、ただ知り合いが苦しみ息絶える姿を見たくなかったのです。
もしも聖力の可能性から目を背けたまま人々を見殺しにして、後々聖力の存在に気付いたとしたら…。
それでもなお、子供たちを立派に育て上げると胸を張って言えるとはとても思えません。
セジャールは冷静にハンナに思いとどまるよう忠告しました。
ハンナに聖力があることが知られれば間違いなく世間の注目を浴びて、子供たちとも別れることになってしまうからです。
しかしハンナはこの現状から目を背けることができませんでした。
神官になりたくはありませんでしたが、もう悩んでいる場合でもないのです。
セジャールはハンナの説得を試みるも、彼女の固い決意を知り、これ以上言っても無駄だと悟りました。
ハンナのやり方で聖力の使い方について教えてやることにします。
二人はキッチンに移動しました。
普段どんな思いでお茶を用意しているのか聞かれたハンナは、体調が悪いと聞けば回復を願いながら作っていると答えます。
いつも通りお茶を作るハンナ
そうでなくても、飲んだ人が元気になりますようにという想いで作っていました。
ハンナのその想いが祈りに値するとセジャールは説明し、ここで実際にお茶を淹れるよう促します。
それだけでいいのかと困惑するハンナに、セジャールは後悔しないよう全力でやれと声を掛けました。
ハンナはセジャールに手順を説明しながら、いつものようにお茶を作り始めます。
いつか今日のことを後悔する日が来るかもしれないとハンナは苦笑しました。
セジャールはハンナがなぜそんなに神官になりたがらないのかと不思議そうでしたが、ハンナは逆に彼が神官になることを夢見ていたのか尋ねます。
そこで彼が実は農夫になりたかったと知り、ハンナは思わず吹き出しました。
意外でしたが、彼も平凡な人生を望んでいたのだろうとハンナは納得します。
ハンナが子供たちの先生として穏やかな毎日を送りたいのだと打ち明けると、神官といっても何も特別なことはないとセジャールはあっさり告げました。
それでも特別な力を得たセジャールは特別な存在でしょう。
同じように、自分もまた特別な存在なのかもしれないとハンナは呟きます。
そもそも小説の登場人物に憑依することも平凡とはかけ離れていました。
神に見守られているのか、または嫌っているのかと考えるハンナでしたが、そのまま進むことにして…?
続きはピッコマで!
悪党の正しい育て方27話の感想&次回28話の考察予想
ハンナは少々自虐的でしたが、苦しんでいる人を見過ごせないというのはハンナの優しさだと思います。
他人の命のために自分のささやかな願いを捨て置くというのであれば、立派な自己犠牲の精神ではないでしょうか。
聖力があることが分かれば注目を浴びて、子供たちと引き離されてしまう可能性があることだって十分に分かっているでしょう。
今となってはセジャールの方が心配しているようで、何とも微笑ましいです。
セジャールは結構副作用がひどそうなので、ハンナの眠気も少し心配ですね。
ただ何より子供たちと引き離されてしまうのかどうか、そっちの方が心配なところです。
セジャールが助けてくれるような気もしますが、どこまで庇ってもらえるのでしょう。
そして子供たちはそれを聞いて何を思うのか、ハンナが去ると聞いて闇落ちしたりしないか心配です。
27話まとめ
今回は漫画『悪党の正しい育て方』27話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
27話の内容をサクっとまとめると
- 聖力検査を望むハンナにセジャールは戸惑い、説得しようとしますがハンナは聞きませんでした。
- セジャールは折れて、ハンナのやり方に合わせて教えてくれることになり、ハンナは彼の指示に従っていつも通りお茶を作ります。
- 二人は互いに相手が平凡な人生を望んでいたにもかかわらず、聖力を授かってしまったことを知るのでした。