善良な主人公を闇落ちさせました ネタバレ9話～10話｜漫画｜アデルの知られざる一面

善良な主人公を闇落ちさせました9話～10話の注目ポイント＆展開予想

フレードリヒの悩み

アデルの父親、フレードリヒが登場します！

アデルがそのまま歳を重ねたような容姿は大変美しく、アナスターシャはイケオジ推しに目覚めそうになるほどでした。

しかし彼は息子についてある悩みを抱えていたようです。

人から誠実で善良と称される完璧な人格者であるアデルには、ある秘密がありました。

善良な主人公を闇落ちさせました9話～10話のネタバレ

イケオジフレードリヒ登場！

アデルの父親がアナスターシャに会いたがっているとメイドが知らせに来て、二人は驚きます。

アデルの父親、フレードリヒ・マグナスはアナスターシャの父親ウィリアムと親しい間柄で、両家は長年にわたり交流してきました。

フレードリヒの姿を見たアナスターシャは、そのイケオジぶりに内心大興奮します。

人間離れした美しさで、アデルにもよく似ていました。

アデルも年を取ったらこうなるのだろうかとつい妄想してしまいます。

フレードリヒはアデルとアナスターシャとともにお茶の席について挨拶しました。

アナスターシャの表情が明るくなったことを喜ぶフレードリヒに、アデルと一緒にいるからだろうとアナスターシャは笑顔で答えます。

フレードリヒとウィリアムが二人の子どもを結ばせようとした時は激しく嫌がっていたことを持ち出して、フレードリヒは楽しそうに笑いました。

アナスターシャと笑顔で話していたフレードリヒは不意に考え込み、アデルに席を外すよう伝えます。

二人になると、フレードリヒはアナスターシャがアデルをどう思っているのか聞かせてほしいと頼みました。

アナスターシャは考え込みます。

彼は小説の男主人公でありアナスターシャの友人であり、アナスターシャが残りわずかな人生の中で唯一安心して心を開ける相手でした。

いろんなアデルの一面を思い浮かべたアナスターシャは小さく微笑み、大切な人だと答えます。

他の人は皆アデルのことを礼儀正しく善良な人と称するので、フレードリヒは驚きました。

フレードリヒは、アナスターシャになら話してもいいだろうと判断します。

息子が分からないフレードリヒ

実はアデルがまだ幼い頃、フレードリヒは妻のペネロペとこっそり息子の寝室に忍び込み、寝ている姿を見たことがありました。

その時目を覚ましたアデルは、まるで敵に弱点がバレたかのようにうろたえ、両親に燭台を突きつけて○してやると告げたのです。

きっとアデルには他の子と違う何かがあるのだとフレードリヒは確信していましたが、これを今全てアナスターシャに話すのは気が引けました。

アデルには人間味がないのだとフレードリヒは打ち明けます。

アデルの善意は学習によるもので、それはフレードリヒとペネロペが洗脳に近い教育を行ったためでした。

ペネロペがいた時はまだしも、彼女がこの世を去ってしまった今ではアデルを正しく育てる自信がなく、いまだに自分はあの子のことがよく分からないのだとフレードリヒは呟きます。

アナスターシャは父親が息子をそんなふうに思っていたと知り衝撃を受けました。

人を簡単に判断しないと小説で描写されている人物なので、人を見る目は確かなはずです。

アデルは本当に完璧で、それこそ欠点のない人間だとフレードリヒは語りました。

ただ、人為的に作られた高潔な人柄が恵まれているとは限りません。

そういう人に限って頭に血が上ったら何をしでかすか、内面に何が潜んでいるかわからないのです。

アナスターシャは彼のカミングアウトに衝撃を受けました。

フレードリヒはアナスターシャを実の娘のように思っていて、だからこそ彼女の病気が良くなることを願い、とても良くしてくれるのです。

再会の記念にたくさんのプレゼントを送ろうとするフレードリヒを、アナスターシャは何とか止めました。

その後フレードリヒと入れ替わるようにアデルが入ってきます。

もしもアデルが悪い人になったら

半月後にチチメメがあると聞いて、アナスターシャは行事のことを思い出しました。

パートナーが決まっていないなら一緒に行かないかとアナスターシャは軽い口調でアデルを誘います。

アデルは重々しく頷きました。

この前の一件のことに触れるアデルを見たアナスターシャは、ずっと気にしているのかと謝ります。

自分が正すべきことだからとアデルは答えました。

正すという言葉にアナスターシャは戸惑い、悪い人になるつもりなのかと心配そうに尋ねます。

アデルは自分が悪い人になったらアナスターシャに嫌われてしまうと気にしているようで、アナスターシャは笑ってそんなはずないと否定しました。

もしアデルが悪い人になっても嫌いになったりしないと約束し、アデルもホッとしたような笑顔を浮かべます。

その後二人は、フレードリヒとともに夕食の席についていました。

アナスターシャのためのヘルシーメニューとして提供されたのは野菜だらけのフルコース…。

香辛料をかけまくるアナスターシャの姿にフレードリヒは苦笑し、食の好みがウィルに似そうで心配だと呟きます。

アデルを心配するアナスターシャ

フレードリヒはウィリアムと頻繁に手紙をやり取りしていて、フレードリヒが治療薬の情報を集めて連絡をして、ウィリアムが現地に行って薬材を購入していました。

初めてそれを知ったアナスターシャは恐縮しますが、自分の娘のようなものなのだから当然だとフレードリヒは笑顔で答えます。

楽しい夕食を終えて、アナスターシャをアデルが家まで送ってくれることになりました。

馬車の中で、アデルは今日アナスターシャに会えてとても嬉しかったことを伝えました。

アデルに善意を求めないのはアナスターシャだけで、彼にとってはそれが心地よかったのです。

アナスターシャは、アデル自身は他人を優先して自分を後回しにする人生は楽しいのかと悲しそうに問いかけます。

今はそれほど楽しくないと呟くアデルに、アナスターシャは嫌なら従わなくていいと伝えました。

無理して善い行いをしても意味がないし、いい子でいることに縛られないでほしいと伝えたのです。

アデルは嬉しそうにアナスターシャにお礼を伝えました。

翌日も会う約束をして、二人は笑顔で別れます。

しかし翌日やって来たアデルの手には、おどろおどろしい飲み薬がありました。

飲み干すのを見届けるようフレードリヒに命じられていると告げるアデルにアナスターシャの顔が引きつって…！？

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善良な主人公を闇落ちさせました9話～10話の感想＆次回11話の考察予想

フレードリヒはとてもかっこよかったです！

さすがヒーローの父親というだけありますね。

しかも奥様を亡くしているのですから世の女性は放っておかなさそうです。

アデルが悪い人になっても嫌いにならない…というのは盛大なフラグのような気がしました。

子どもの頃にそんな突発的な行動をしているのにも驚きましたが、それだけならきっと悪い夢でも見たのだろうと笑い話で済むと思います。

そう出来なかったのは、きっとところどころアデルの言動に違和感を覚えていたからでしょう。

息子が分からないと嘆く姿は世間一般の子煩悩な父親のようですが、彼の場合は結構深刻そうです。

世間で善良と言われている息子のサイコパスぶりを心配するなんて、なかなか打ち明けられずに苦しかっただろうなと思います。

9話～10話まとめ

今回は漫画『善良な主人公を闇落ちさせました』9話～10話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

9話～10話の内容をサクっとまとめると

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