
原作Lee Jiha先生、漫画Antstudio先生、gaetteok先生の作品・漫画「主人公の幸せ、私が責任を取ります」はピッコマで絶賛配信中です。
「主人公の幸せ、私が責任を取ります」35話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
『南原樹里』であるラリアは本物のラリアに会います!
主人公の幸せ、私が責任を取ります35話の注目ポイント&展開予想
シャーウッド伯爵にたたかれて倒れたラリア。
目覚めて見たラリアが見ているのは夢でも、ラリアの記憶でもない、本物のラリア・シャーウッドの記憶でした。
本物のラリアは『南原樹里』であるラリアに会えたことを喜びます。
そして今まで見て来た記憶の感想を聞いてきました。
主人公の幸せ、私が責任を取ります35話のネタバレ
ラリア・シャーウッドの記憶
目が覚めて最初に聞こえてきたのは怒鳴り声と共に近づいてくるシャーウッド伯爵。
再びたたこうと手を振り上げたのを見て、ラリアは咄嗟に身を守るように腕で自身をかばいます。
予想していた痛みは訪れず、しかしたたかれた音と倒れた音だけが聞こえました。
シャーウッド伯爵がたたいたのはラリア・シャーウッドです。
2人が言い争いしているのをラリアはただ見ていました。
これはラリアの夢や記憶ではないと思った矢先、天井がひび割れ落ちてくるのを頭をかばいながら堪えていると別の声が聞こえてきました。
ヒラリーと幼いラリアが言い争っています。
ここは『悪女』ラリア・シャーウッドの記憶の中。
小説を書き始めたきっかけ
モリーの件でラリアはあんなにも怒ったくせに本物のラリアの人生を苦しめたのは原作者の『南原樹里』が設定して書いたたった一行のせい。
南原樹里は自分の人生がそして現実が恥ずかしくて苦しくて、それを克服するために幸せな話を書けば少しでも慰められると思って小説を書いていました。
悲劇的なところまでスムーズに書けたのに、幸せになる方法がわからなくて結局最後まで書き続けることできなくて断念しました。
謝るラリア
今まで見て来た本物のラリアの姿はどうだったかとラリアに尋ねてきたのはつい先ほどまでうずくまっていた幼い本物のラリア。
ずっと会いたかったと喜び、抱き着いてくる本物のラリアは悪女の名に相応しい笑みを浮かべて感想を求めてきました。
本物のラリアを抱きしめ、ラリアは謝りました。
悪役にするための設定を作ったことも、利用しておいてハッピーエンドにできなかったこと全てにおいて。
1つだけお願いを聞いてほしいと泣いているラリアに言いました。
変えることが出来ない過去ではなく、『今』をラリアの手で変えてほしいと。
南原樹里が作る話に出てくる人達全員を幸せにしてあげてほしい、それがラリアに望む本物のラリアの願い。
泣きながらラリアは約束します。
主人公の幸せ、私が責任を取ります35話の感想&次回36話の考察予想
33話、34話に続いてそれぞれの言い訳を聞かされたあとなので、南原樹里ただ1人が悪いとは思えないんですよね。
そのことを本物のラリアもわかっているからこそすぐ許したのかなと思いました。
樹里がしたのは悪女という設定のみです。
家族がどのように、なぜラリアにだけ厳しく当たるのかという細かい部分まで樹里は書いていません。
細かい部分まで書いていればそもそも言い訳を聞かされることもなかったんですけどね…。
ラリアと樹里の和解となる35話で、ようやくタイトル回収した感じです。
ラリアが願ったのは登場人物達の幸せ。
樹里は気づいていないかもしれませんが、憑依しているラリア自身も含まれていると思います。
悪女という設定がなければラリアはきっといい子だったでしょう。
自分の人生をめちゃくちゃにした樹里にもっと怒っていいはずなのに怒ることもせず、他人の幸せを望みました。
書き上げることができなかった樹里も悪女となったラリアも幸せになる結末になってほしいです。
35話まとめ
今回は漫画『主人公の幸せ、私が責任を取ります』35話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
35話の内容をサクっとまとめると
- ラリアは本物ラリア・シャーウッドの記憶の中にいました。
- 悪女ラリアの人生を苦しめたのは原作者である『南原樹里』のせいです。
- 樹里自身の人生を慰めるために書き始めた小説は悲劇的な部分はスムーズに書けても幸せになる方法が浮かばず書き切ることができませんでした。
- 樹里であるラリアに会えたことを本物のラリアは喜び、記憶を見た感想を聞きます。
- ラリアは本物のラリアに謝りました。
- 本物のラリアがラリアに願ったのは小説の中に出てくる全員を幸せにすること。