原作swordG先生、漫画tansans先生の作品・漫画「ヒロインを信じないでください」はピッコマで絶賛配信中です。
「ヒロインを信じないでください」7話~8話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
将来性を見抜く眼識…メデナはファーレンに投資について教えて…?
ヒロインを信じないでください7話~8話の注目ポイント&展開予想
投資について教えるメデナ
ファーレンにお金の使い方、特に投資について教えるメデナ。
偶然、カヴァーン・タルシオ伯爵が店にいたことが幸いしました。
投資に関して言えば、間違いなく彼は優れた反面教師になるはずです。
噛みついてくる彼を、メデナは余裕の笑みを浮かべてあしらいました。
ヒロインを信じないでください7話~8話のネタバレ
メデナを逆恨みするカヴァーン・タルシオ
カヴァーン・タルシオ伯爵は、以前借金に苦しんでいたものの運良く新規事業が成功して成金になった人物でした。
かつてメデナに求婚したことがありましたが、メデナの母親によってきっぱりと断られ、それ以来メデナとロデンヘルグ家に恨みを持っています。
伯爵との話にイライラしていたメデナでしたが、伯爵はファーレンの存在に気付きました。
メデナが支援する少年で魔法の才能があると聞いたカヴァーンは、露骨に侮蔑の笑みを浮かべます。
バカにしてくる彼に、支援の本質は将来性を証明することだとメデナは答えました。
自分はファーレンの未来を高く評価して支援することにしただけだと伝えたのです。
ゴミに将来性などあるわけがないとカヴァーンは一蹴し、そんな眼識で事業をするなんてロデンヘルグ家も落ちたものだと笑い飛ばします。
魔法使いが蔑まれているのはあくまで今現在の話で、近いうちに魔法使いの価値が上がるとメデナは伝えました。
それでも魔法使いをゴミ扱いする彼に、メデナはファーレンの着ているジャケットの裏地を見せます。
それはロンクル産のシルクで、柔らかくて軽くて美しく、高級衣類になくてはならない存在でした。
ロンクル産シルクは、長い間害虫だと言われていた甲虫の幼虫の糸で作られていて、価値を知る前はゴミだったものです。
だから甲虫のように魔法使いも認められるはずだと言いたいのかと鼻で笑い、ファーレンを指差したカヴァーン。
メデナは、大切なのは将来性を見抜く眼識だと繰り返しました。
甲虫でシルクを大量生産するためにはたくさんのお金が、ひいては投資家が必要となります。
そこで技術者がある貴族に投資提案をしましたが、眼識がなかったためその提案を断った貴族…それが彼のタルシオ一族でした。
それを指摘されて逆上するカヴァーン。
メデナは一歩も引かず、彼に警告し、カヴァーンはメデナを脅して店から出て行ってしまいます。
オドオドする店員たちにメデナは騒動を謝り、カヴァーンが破損したものを代わりに弁償すると申し出ました。
先を見るメデナの投資
店側は恐縮して断ろうとしますがメデナは大切な取引先だからと譲らず、店側がメデナの品物を割引することで譲歩します。
その後ファーレンは、彼のせいでメデナが損害を被ることに不満げでしたが、メデナはこれも一種の投資なのだと笑ってみせました。
将来に向けての投資で、他人の好意を買うのです。
価値を生み出す投資の前で戸惑ってはダメだとメデナは説明し、賢くお金を使うようにと教えます。
ファーレンは頷き、自分にこんなに投資してくれているのも自分に対して誠意を示してくれているのかと聞き返しました。
メデナは言葉に詰まります。
スーザンの時はまさにそうでしたが、結局その投資は失敗でした。
好意と好感は違います。
メデナは言葉を選びながら、契約を結んだらどの道ファーレンがメデナを裏切ることはできないことを伝えた上で、それでもファーレンが自分を信じてくれるなら、それは自分がファーレンに誠意を尽くしていることになるのかもしれないと笑いかけました。
ファーレンは笑顔で喜び、自分は自分にできる精一杯の誠意を見せると約束します。
どうか彼と繋いだ手から届くぬくもりのように、ファーレンへの好意が自分のもとに返ってきますようにとメデナは祈りました。
その後帰宅したメデナは家主である母が予定より早く帰っていることを知らされます。
原因不明の病気で亡くなった母にまた会える喜びを噛みしめるメデナ。
ファーレンとも一緒に食事がしたいということらしく、ファーレンも同席することになりました。
ファーレンは魔法使いという理由から気に入られなかったらどうしようと不安そうです。
厳しいけれど公正な人だから大丈夫だとメデナは笑いかけますが…!?
続きはピッコマで!
ヒロインを信じないでください7話~8話の感想&次回9話の考察予想
求婚を断られてから恨んでいるってこの上なくダサいですね…。
断ったのが母親ということなので、家柄など諸々の理由で断ったのだと思いますが、もし家柄が釣り合っていたとしても相当人として残念そうです。
甲虫の価値に気付かず美味しい投資話を蹴ったという過去がありながら、よくもまぁ将来性を見る眼識がどうなんて語れたものだなと思います。
メデナが堂々と撃退したのはとてもかっこよかったです!
ファーレンは何も言い返せないのが悔しそうでした。
でもファーレンはすぐにこの悔しさをバネに成長しそうです。
とてもしっかりしている一方で子供らしい一面もあるのがアンバランスでとても魅力的です!
7話~8話まとめ
今回は漫画『ヒロインを信じないでください』7話~8話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
7話~8話の内容をサクっとまとめると
- カヴァーン・タルシオ伯爵はロデンヘルグ家に恨みを持っていることもあり、メデナが魔法使いを支援することを露骨に嘲りました。
- メデナはタルシオ伯爵家がかつて将来性を見抜けず重要な投資をフイにしたことを挙げ、静かに彼を罵倒してやり返します。
- そうしてファーレンに投資の何たるかを教え、ファーレンは真剣に頷いたのでした。