ヒロインを信じないでください ネタバレ1話～4話【ピッコマ漫画】メデナの三度目の人生

ヒロインを信じないでください1話～4話の注目ポイント＆展開予想

ヒロインに裏切られた過去を持つメデナ

小説の中の世界に転生したメデナ。

それだけではなく、彼女はその世界の中で一度命を落とし、さらに回帰するという世にも珍しい人生を送っていました。

前世で読んだ小説の情報、さらには回帰前の情報が、今のメデナには大きな武器となります。

 

回帰前のメデナは、小説のヒロインであるスーザンを信じ、彼女に裏切られて処刑される羽目になりました。

だから今度は、スーザンと敵対する悪役のファーレン側につくことにしたのです。

ヒロインを信じないでください1話～4話のネタバレ

小説の中の世界に転生…ヒロインに裏切られたメデナ

人は多くのものを求めすぎるといつか破滅してしまうので、決して欲張ってはダメだというのがメデナの持論でした。

互いに必要とする分だけ求め合えば良いのです。

それ以上の愛情や願いは禁物…これは、メデナの前世での教訓でした。

 

メデナ・ロデンヘルグには前世の記憶と、もう一つの人生の記憶がありました。

そのため、ここが「魔法使いが生存する方法」という小説の中の世界であることも、自分がどういう役割を持っているかもすぐにわかったのです。

「魔法使いが生存する方法」は、魔法使いを蔑視するアルオ帝国を舞台にした物語でした。

 

貴族たちは才能があって貧困な若者たちを支援し、彼らがその後見事に開花することで自分に審美眼があるかを世に知らしめて楽しんでいました。

それぞれ支援する子たちがどれほど価値があるのか、互いに競い合っていたのです。

それはある意味、高い装飾品を選んで着飾り、見せつけることと似たようなものでした。

 

そんな中、登場人物の一人であるメデナは蔑視されている魔法使いを選びます。

魔法使いという存在はとても疎まれていましたが、メデナは人々と違うものを支援したいと思い、魔法の才能が優れた孤児スーザンを支援対象に選びました。

メデナは魔法だけでなく常識や礼法、全てをスーザンに教えましたが、実際は優越感に浸るため、人目のないところではスーザンを虐待していたのです。

 

しかし心優しいスーザンは挫けることなく立派な魔法使いとして成長し、男主人公と恋に落ちてメデナに復讐…その後帝国も転覆させて魔法使いたちの国を建て、物語はハッピーエンドでした。

自分がメデナ・ロデンヘルグに転生したと気付いた時には驚きましたが、メデナは小説とは正反対の行動を取ることにしたのです。

スーザンを支援対象に選び、全てスーザンのために動いて、一切虐待もしませんでした。

 

たくさんの愛情を注いで過ごしてきたのに、結局スーザンに裏切られ、小説と同じように処刑された時の記憶が、今もメデナの脳裏には焼き付いています。

確かにメデナは死んだはずでした。

死の直前にもう一度チャンスをと願いはしたものの、まさか本当にやり直せるなんて思ってもみませんでした。

 

前回はスーザンの正体を全く知りませんでしたが、今回は違います。

メデナは、スーザンと敵対していた悪役であるファーレンの支援者になるつもりでした。

メデナは孤児院へ

帝国で蔑視される、魔法使いの素質を持っている孤児たちを集めた孤児院に到着したメデナ。

ここに小説のヒロインスーザンと、小説の悪役ファーレンがいるのです。

孤児院の園長はメデナに丁寧に挨拶しましたが、言葉の端々からメデナのことを見下しているのが丸分かりでした。

 

魔法使いの支援をする貴族なんてよほどの変わり者か、騙されやすそうな人物だと思われているのでしょう。

メデナは威圧的な態度で園長を抑え込み、予定になかった男の子たちまでをも収集させました。

名簿を見ながら待っていると、廊下で騒ぐ幼いスーザンの声が聞こえます。

 

スーザンは園長に、自分をいじめるファーレンを連れてくるのは嫌だと反対していたのでした。

そっと覗いたメデナは、スーザンが涙まで浮かべて演技していることに呆れます。

メデナを裏切り、彼女を処刑台へと送った時のスーザンの微笑を思い出し、メデナはゾッとしました。

 

まだ小さな子どもなのに、あの時の恐怖が蘇ってきます。

メデナは子どもたちの支度を急ぐよう告げ、部屋に戻りました。

小説の中ではファーレンの幼少期は詳しく書かれていません。

 

ファーレンとスーザンが同じ孤児院出身で、ファーレンがスーザンをいじめていたことは二人が成長した後でようやく明らかになる内容でした。

ただ、小説は徹底的にスーザンの観点から書かれた勝者の記録でした。

メデナが今回違う道を選び、勝者スーザンに対抗するには彼女に匹敵するほどの魔法の能力でメデナを守ってくれる人物が必要です。

 

それがファーレンでしたが、メデナはファーレンのことも完全に信頼するつもりはありませんでした。

あんなふうに裏切られるのは懲り懲りなので、ファーレンとは互いの目的のために利用し合えばいいのだと考えます。

それを可能にするのが、互いに命をかける血の契約でした。

ファーレンのもとへ

ようやく園長が子どもたちを連れてきましたが、ファーレンの姿はありません。

一人あからさまに際立って輝いているスーザンがファーレンを外すことに成功したのだろうとメデナは見当をつけました。

一人足りないとメデナは指摘し、自らファーレンに会いに行こうと足を踏み出します。

 

悔しそうな表情を浮かべて爪を噛んだスーザンでしたが、案内させてくれとメデナの前に飛び出してきて笑いかけました。

メデナはスーザンの豹変ぶりにドン引きします。

ファーレンがいじめてきて怖いから連れてこないでほしいと懇願していたにもかかわらず、今度はファーレンの元に案内をするというのです。

 

自分に気に入られようとしているのかとメデナは考えます。

子供らしからぬずる賢さで、以前の自分ももっと注意深く見ていたらすぐに気付けたのにとメデナは悔やみました。

回帰前、メデナは一度だけファーレンに会ったことがあります。

 

どこか闇を抱えたような魅力のある青年でした。

彼はメデナに対し、スーザンに関する警告をしたのです。

ロデンヘルグ家の財産を奪うために裏で陰謀を企てているということでしたが、当時のメデナはスーザンを信じ切っていたため、ファーレンを冷たく追い払いました。

 

だからか、回帰して真っ先に思い出したのはファーレンのことでした。

今回はもう間違えないとメデナは改めて心に誓います。

スーザンの案内と、すぐに後ろから追いついた園長によって、反省部屋に閉じ込められているファーレンのところへメデナは入ることができました。

ボロボロのファーレン

その中で薄汚れた毛布に包まっていたファーレンは、痣だらけの顔をしていたため、メデナは彼を心配します。

園長に殴られたようで、見える範囲だけでも痣がひどいので全身この状態だろうとメデナは思い、ゾッとしました。

大きな罪を犯したから厳しく罰したのだと園長は慌てて言い訳します。

 

どんな罪を犯せばこうも殴られるのかとメデナが苛立ちながら聞き返すと、スーザンが割り込みました。

ファーレンが自分のものを盗んだのだと泣きながら主張します。

メデナが本当なのかとファーレンに尋ねると、本当のことを言えば信じてくれるのかとファーレンは聞き返しました。

 

自分は嘘つきが大嫌いなのだとメデナは頷きます。

スーザンはさらにファーレンが嘘つきだと主張しますが、メデナは話に割り込むのは失礼だと指摘して彼女を黙らせました。

ファーレンは盗んでいないというのでおそらくスーザンが嘘をついているのでしょうが、ファーレンも完全に信用できるわけではないとメデナは思います。

 

そこで園長の話から検証することにしました。

要はスーザンがもらった大事なブローチが何者かに盗まれ、それがファーレンの引き出しから見つかったという話のようです。

もし証拠があればファーレンが潔白だと認めるという言質を取ると、メデナはブローチに投影魔法をかけようと提案します。

 

それは物体に残っている記憶を映像にして見せてくれる魔法でした。

投影魔法を仕える魔法使いを連れてくると聞いてもスーザンは余裕の笑みを浮かべていましたが、ファーレンが投影魔法を使えると申し出た瞬間に顔色を変えます。

急に動揺し始めた様子に、やはり彼女が何かを隠しているのを確信したメデナ。

 

ファーレンがブローチに投影魔法をかけると…！？

続きはピッコマで！

ヒロインを信じないでください1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

小説の中のキャラに憑依するパターンも、過去の自分に回帰するパターンも両方よくある話ではありますが、メデナは両方体験しています！

とても濃厚な人生ですね…。

回帰前の人生でメデナはスーザンにとても優しく愛情深く接していたはずなのに、なぜそんな彼女をスーザンが裏切ったのか分かりません。

 

そして孤児院でのスーザンはとてもウザいです…。

人気があると自覚している子どもならではの傲慢さが透けて見えて嫌ですね。

ファーレンは無実の罪でひどく殴られたようなのに、とても忍耐強いと思います。

 

彼が投影魔法を使えるというのはスーザンの予想外だったようでスカッとしました。

ファーレンを選ぶメデナの選択が実を結ぶことを祈るばかりです。

1話～4話まとめ

今回は漫画『ヒロインを信じないでください』1話～4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。

1話～4話の内容をサクっとまとめると

≫≫次回「ヒロインを信じないでください」5話はこちら