原作macherie先生、漫画Cierra先生の作品・漫画「ベアトリーチェ」はピッコマで絶賛配信中です。
「ベアトリーチェ」1話~4話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
奴隷出身の王女・ベアトリーチェは、実は現代からやって来た漢方医だった?!
物語は、そんなベアトリーチェが捕虜として捕らえられてしまうところから始まります。
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ベアトリーチェ1話~4話の注目ポイント&展開予想
ノステロス帝国が大陸統一を目指すなか、エルパーサ王国は帝国の手にかけられます。
このクーデターの成功には、エルパーサの裏切り者の存在がありました。
祖国を売ったその人物は、ベアトリーチェの夫で…。
ベアトリーチェ1話~4話のネタバレ
王国は陥落。王女の身柄は・・・
エルパーサ王宮は、一瞬にして血に染まります。
帝国の侵入を許し、城内の者たちが次々と粛清されていったのです。
王女・ベアトリーチェは、被害を食い止めるために、自ら姿を現します。
ノステロス帝国の騎士団長のアレクサンドロス・グレーアムは、ベアトリーチェの処遇を尋ねられるや否や、処刑とさらし首を言い渡しました。
しかし、副団長のエバンから、ベアトリーチェは「ギルバート」の妻としてや王女としての利用価値がまだあると、身柄拘束を勧められます。
アレクサンドロスは、ベアトリーチェの容姿を今一度確認。
異国の奴隷出身の王女がいるという噂はあらかじめ聞いており、エルパーサ王族のプラチナブロンドとは似ても似つかない見た目であることから、ベアトリーチェがその噂の王女だと考えます。
つまり、ベアトリーチェが生き延びようとも、王家の血は絶たれたも同然。
ベアトリーチェと侍女たちは生け捕りとするとの変更がなされました。
ベアトリーチェはひとまず助かったことに安堵しながらも、迷いなく自分へ処刑宣告をしたアレクサンドロスを恐れ、もう二度と顔は見たくないと思うのでした。
騎士団長は皇室が嫌い
今回、ノステロス帝国側の協力者となったのは、エルパーサ王国の宰相・ギルバート。
国王の親友であり、王女・ベアトリーチェの夫です。
しかし、そんな友人も妻も裏切って帝国に寝返ったギルバートは、エルパーサ王国が帝国のものとなったあかつきには、エルパーサの領主になるつもりでした。
ギルバートはクーデターの成功を聞きつけて、“約束”はいつ果たされるのかと、アレクサンドロスに聞いてきます。
アレクサンドロスは、ギルバートの妻である王女の身柄を帝国に授けるよう約束させました。
ギルバートが妻を取り戻そうと、少しは取り乱すと考えてのことでしたが…。
ギルバートは、まだ王女を生かしているのかと意外そうに聞いてきたのです。
さらには、王族は根絶やしにした方が良いとまで言いだして…。
欲深く、平気で人を裏切るギルバートに、不快感を示すアレクサンドロス。
ギルバードの問いかけに明確な答えを出さず、一方的に話を終わらせます。
エバンは、ギルバートの反応を聞いて、呆れかえります。
妻がどうなろうとも関係ないというギルバートの考えが下衆すぎて、予想できなかったことだったのです。
王女の利用価値が消えたのなら、早く始末した方が良いかとアレクサンドロスに確認を取ると…。
アレクサンドロスは、ベアトリーチェを生かしておくと決めます。
帝国としては何のメリットもない選択でした。
エバンは、権力争いを見て育ったアレクサンドロスが、王女に同情したと解釈します。
実際、アレクサンドロスは権力に固執する父が嫌で、15歳の時に皇宮から出て戦場に身を置いているのです。
今回のエルパーサへの侵略で、ノステロス帝国は晴れて大陸の統一に成功。
アレクサンドロスには、褒美として大公という爵位が授けられるそうですが…。
皇位を望まない自分に、無理やり重要なポストを与えようという父の考えに、アレクサンドロスは辟易とするだけでした。
捕虜の末路
戦争奴隷としてノステロス帝国に囚われたベアトリーチェと侍女たち。
侍女は、奴隷になってしまうことに絶望して泣き出してしまいます。
ベアトリーチェは命があるだけでも良かったと思おうと慰めますが…。
もともと奴隷だったベアトリーチェには奴隷に身を落とすことの精神的苦痛が理解できるはずないと言われてしまいます。
確かに、ベアトリーチェは、もともとは奴隷としてエルパーサで20年以上過ごしてきました。
王女として生きたのはこの2年だけ。
ベアトリーチェとしては、奴隷としての生活の方が良かったと思っていたのですが、他の者からの共感は得られないだろうと口をつぐみます。
その時、赤髪の騎士・リオがやってきて、ベアトリーチェに目を付けます。
彼は、エルパーサに攻め入った時も、人を斬るのを楽しんでいた野蛮な性格です。
ベアトリーチェに奴隷の烙印を押してやると、火にあぶられた棒を持って迫ってきました。
そこへ、エバンがやってきて、リオを諫めます。
ベアトリーチェたちは配属が決まるまでは、皇宮の所有物として誰も手出しできないことになっているのです。
奴隷出身の王女という珍しさからか、リオは最後の最後までベアトリーチェに執着した様子を見せました。
王女のプライド?
エルパーサ王家の最後の生き残りとして、アリーシア王女が牢屋へと連れて来られます。
アリーシアは気位が高く、高慢な言動を崩しません。
アレクサンドロスは、淡々と首を城門にさらすと宣言。
アリーシアは、アレクサンドロスと彼の父親を『卑怯者』と詰ります。
そして、アレクサンドロスの顔面に向かってつばを吐き…。
自らの剣でアリーシアを痛めつけることにしたと、前言撤回するアレクサンドロス。
ドレスを破かれたアリーシアは、騎士たちからの下卑た視線に耐えきれず、一思いに命を絶ってくれとせがみます。
その言葉の通り、アレクサンドロスの剣は、今度はアリーシアの胸を貫いて…。
アリーシアの最期を目の前で見せられたベアトリーチェは、恐怖に打ち震えます。
波乱万丈×2
目立たず、どんなことをしてでも生き抜こうと誓うベアトリーチェ。
実は、彼女はこれで人生2度目。
1度目の人生では、現代で漢方医として生きていました。
そして、ある日、交通事故で命を落とし、次に目覚めたのがこの世界だったのです。
異国からやって来た女性の赤ん坊として生を受け、奴隷だった母親は出産直後に亡くなってしまいました。
幸い、彼女が我が子を薬屋の奴隷たちに預けていたので、なんとか生き延びて今があります。
当時の名前は「ベアトリーチェ」ではなく、「クロエ」という名前で…。
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ベアトリーチェ1話~4話の感想&次回5話の考察予想
最低な夫を持ってしまったベアトリーチェ。
彼女の母親は奴隷であり、ベアトリーチェが生まれて20年間はそのままだったことから、王家はギルバートの政略結婚のためだけに彼女を王族として認めたと考えられます。
その結果が捕虜ですから、周囲に振り回されてばかりの人生ですね…。
アレクサンドロスをベアトリーチェは敵とみなしていましたが、彼は権力を望んでおらず、ベアトリーチェを生かすという決断をしてくれています。
もしかすると、この辺のすれ違いというのが、後々2人の関係に影響してくるのかもしれませんね。
ベアトリーチェが決心しているように、命あっての物種であり、エルパーサの侍女のように諦めていても何も始まりません。
王女・ベアトリーチェ、もとい、クロエが力強く帝国で生きていってくれることを願います!
1話~4話まとめ
今回は漫画『ベアトリーチェ』1話~4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
1話~4話の内容をサクっとまとめると
- エルパーサ王国は、ギルバートの裏切りによって、ノステロス帝国の手に渡る。
- 王女のベアトリーチェは捕虜に。
- ベアトリーチェもまた、ギルバートに裏切られた被害者だと感じたアレクサンドロスは、ベアトリーチェを生かすことにした。
- ベアトリーチェは、エルパーサで奴隷として生きた年月の方が長く、前世は現代で漢方医だった。