
作家SION先生、DukBok先生、Jooahri先生の作品・漫画「主役が私の邪魔をする」はピッコマで絶賛配信中です。
「主役が私の邪魔をする」1話~4話を読んだので、ネタバレ込みあらすじと次回の考察予想や読んだ感想を書き綴ります!
ある物語の登場人物に憑依した女が主人公と出会います。しかしその出会いは最悪、しかも物語の内容を思い出せない!?女はこれからどうなってしまうのでしょうか!?
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主役が私の邪魔をする1話~4話の注目ポイント&展開予想
偶然の出会い
小説の中の人物に憑依した女。
女はある男と出逢います。
それはなんと、主人公である皇子でした!
主役が私の邪魔をする1話~4話のネタバレ
自宅
蒸し暑さが残る真夏の夜。
いつものように夜の散歩を終えて帰る途中でいつもと違うことが起きました。
帰った彼女を出迎えたのは兄でしたが、彼女の隣には男がいたのです。
それはジークフリート皇子でした。
馬車で来る予定だったジークフリートが、なぜか彼女と一緒だったのです。
襲撃を受けて……と説明する彼を横目で見て、彼女は初めて彼がジークフリート皇子だと知りました。
実は彼女、この世界の彼女に憑依していたのです。
この世界(小説)の主人公であるジークフリート皇子。
彼女は憑依してきて、偶然にも主人公と遭遇してしまったのでした。
出会い
数時間前。
彼女は夜の散歩を楽しんでいました。
そこにマントを被った男がぶつかってきたのです。
邪魔だ、どけ、そう言われた彼女は怒ります。
ただでさえぶつかってきたのに、この物言いとは。
度重なる失礼に怒り心頭だったその時でした。
彼女はぶつかってきた男と共に何人もの集団に囲まれてしまったのです。
そこでようやく男が追われていたことを知る彼女。
男には逃げろと言われた彼女ですが、この男がどうするのかが気になります。
しかし囲っていた集団の1人が彼女を捕らえてしまいました。
ぶつかってきた男は慌てて彼女を助けようとしますが、彼女は思わず殴って難を逃れます。
男は彼女に早く行けと急かし、途中で警備隊を呼ぶように頼みました。
しかし彼女はそれでも動きません。
男が怪我をしていることに気がついて、この状況で1人だけ逃げ出すわけにはいかないと感じたのです。
そこで彼女は自分がこいつらを倒しちゃおうと決めました。
そこからはあっという間です。
全ての敵を薙ぎ倒し、平然としている彼女。
男は呆気に取られ、彼女に何者かと尋ねました。
しかし彼女はそれでも男の態度を許せません。
いきなりぶつかってきた挙句、助けてもらったのに礼もなし。
マナーがなっていないと説教を始めた彼女は、そこで初めて男の顔をマジマジと見たのです。
随分と可愛らしい顔に思わず見つめてしまった彼女。
男は、いつまで人の顔をジロジロ見るんだと文句を言うものの、とりあえずと礼を言いました。
そして男は彼女に、エリプリッツの屋敷の場所を聞いたのです。
実は彼女、エリプリッツ家の者でした。
まさか自分の家の客人だとは思わなかった彼女。
どういうことかと思いつつも、家まで案内するのでした。
アリエルとジークフリート
家に着き、門番に門を開けるように言う彼女。
門番は彼女を「アリエル」と呼び、何度もお忍びで外出されると……と半泣きで説教しました。
しかし門番はアリエルの横にいる男を見ると、顔色を変えて中へと招き入れるのでした。
そして自宅の扉を開けた瞬間、兄が飛び出してきたのです。
そして話は冒頭に……。
実はアリエルが連れてきたのは、ジークフリート皇子だったのでした。
ジークフリート皇子は、美しい容姿と不遇な幼少期で有名な帝国の皇子です。
小説では現皇太子を殺して皇位につく人物。
そして彼女、アリエルは、その殺される現皇太子の婚約者……になる予定でした。
ジークフリートと兄は2人でどこかへ行ってしまいました。
休むようにと言われたアリエルですが、休めるわけはありません。
なぜ、主人公ジークフリートに出会ってしまったのか、なぜ家に連れてきてしまったのか!?
眠れないアリエルはベッドで考え込んでいました。
いくら考えても小説の内容が全然思い出せないのです。
覚えているのは唯一、ジークフリートのことだけでした。
皇族の能力
帝国の初代皇帝は神の祝福を受け、脅威的な力を秘めていました。
その能力は様々で彼の末裔である皇族たちにも受け継がれましたが、長い年月の中で次第に能力は薄れていったのです。
しかしある時、初代皇帝の血筋だけが持っていると言われている紫色の瞳の子が生まれました。
それがこの小説の主人公ジークフリート皇子です。
しかし先に生まれた後宮の子であるエイサにとって、初代皇帝の能力を備えていたジークフリートは目の敵でした。
それにより、貴族の派閥は真っ二つに分かれたのです。
謎の能力でエイサを引き摺り下ろそうとすると非難する者。
そして、もともと皇太子の座はジークフリートのものだとする者。
しかしこの状況はジークフリートの母、皇后の死によって決着します。
皇后宮で起こった原因不明の火災。
皇后側の貴族は徹底的な調査を要求しましたが、皇帝は全て黙殺したのです。
そしてジークフリートが10歳の時、エイサの母を皇后の座に就かせたのでした。
それにより外戚であるブランツェ公爵家も身を潜めることになり、あの真実を明らかにできるものはいなくなったのです。
だからジークフリートが皇位を望んでいるのは当然だけれども、彼が皇宮に帰還した瞬間に血の雨が降るのは明らかでした。
アリエルはエイサの婚約者になる予定ですが、小説通りに婚約するつもりはありません。
自分がどうなるのかという内容を覚えていないし、そもそもこんなことに巻き込まれたくないのです。
アリエルはジークフリートに対して、第一印象から最悪だったかもしれない、でも助けてあげたし家まで案内もしたし……。
と、不安に思いながらも1週間ほど過ごしました。
1週間後
この1週間、アリエルはジークフリートと顔も合わせていませんでした。
見たものといえば、彼の部屋を往来する医者だけ。
引きこもるくらいならなぜ家に来たのか、緊張して損した、とアリエルはイラついていました。
その時、メイドがアリエルの部屋に入ってきました。
笑顔で、掃除するから出て行くようにとアリエルに伝えます。
夕方までは入ってこないようにと言われたアリエルは、なにがなんだかわからないまま、部屋を後にしました。
本を読む場所を探すアリエルは、屋敷の周りを歩きます。
すると剣の訓練をするジークフリートの姿が!
どうやら怪我をしているようです。
皇太子の名を呟いて機嫌の悪そうなジークフリート。
触らぬ神に祟りなし、とその場を離れようとしたアリエルですが、ジークフリートに見つかってしまいます。
気を取り直して笑顔で挨拶するのでした。
気を遣ってハンカチを差し出したアリエルにも冷たい態度のジークフリート。
そして怪我をしたままで再び訓練しようとしていました。
いずれは英雄と称される剣術の天才という設定だったはずなので、そこまで心配することはないのかもしれません。
すっかり本を読む気を無くしてしまったアリエルは、そのままジークフリートの剣の訓練を見学することにしました。
しかしジークフリートの動きに違和感を感じます。
どう見ても素人……。
と、うっかり声に出してしまったアリエル。
その言葉をジークフリートはしっかりと聞いていたのです。
口論になるかと思われましたが、ジークフリートはそんなことで謝罪を受けようと思ったわけではないと引きました。
その時、アリエルはジークフリートが手首の痛みを抑えているのに気がつき、医者に診せたらどうかと提案します。
しかしジークフリートはアリエルに、なぜそんなに執拗に自分と関わろうとするのかと尋ねました。
アリエルはそれに質問で返しました。
自分は何か間違ったことをしたのか、と。
小説の中ではジークフリートは冷徹な性格とされていました。
それにしても、2回しか会っていないアリエルに対しての警戒心がすごいのです。
しかしジークフリートの答えは、否。
ただアリエルが嫌いなだけだと言うのです。
邸宅に入ったときに明るいところで見たアリエルの顔が、胸焼けがして吐きそうだったと。
それは単純にジークフリートの具合が悪かっただけなんじゃないかとアリエルはぼんやりと考えました。
あの時は本当に具合が悪そうだったジークフリート。
しかしそれにしても、そんな理由で矛先を向けるなんて、なんと器の小さい主人公でしょうか!?
アリネルは思い切って、今の自分を見ても胸焼けしたり吐き気がするのかと尋ねます。
ありのままに話してほしいと真っ直ぐにジークフリートを見るのでした。
主役が私の邪魔をする1話~4話の感想&次回5話の考察予想
憑依した女はアリエルとなり、主人公ジークフリートに出会いました。
しかし小説の内容は全く思い出せません。
このあたり、ほかの転生ものとはちょっと違いますね。
一癖ありそうなジークフリートですが、アリエルに心を許す時は来るのでしょうか?
周囲を信用できるかどうかも微妙なのかもしれません。
ジークフリートとエリプリッツ家の関係も気になりますね。
次回が楽しみです!
1話~4話まとめ
今回は漫画『主役が私の邪魔をする』1話~4話の注目ポイントやネタバレ、感想をご紹介しました。
1話~4話の内容をサクっとまとめると
- 夜の散歩に出ていたアリエルは追われている男を助けて家に連れて行きました
- 実は皇子だった男・ジークフリートはアリエルへの警戒を解きません
- 1週間後、アリエルはジークフリートに、今でも同じ気持ちなのかを尋ねたのです